さて、今日『猿蓑』〔巻之五〕連句集は〔第11回〕目で前回迄で「冬の部」を終え、前回から「夏の部」が始まり、今回がその第2回。
「冬〔初時雨〕→夏〔夏の月〕→秋〔きりぎりす〕→春〔梅若菜〕」の全144句の第41句~44句をお届けする。
では、「夏〔夏の月〕」の連句全36句の第5句目からの4句をご覧頂きたい。
「冬〔初時雨〕→夏〔夏の月〕→秋〔きりぎりす〕→春〔梅若菜〕」の全144句の第41句~44句をお届けする。
では、「夏〔夏の月〕」の連句全36句の第5句目からの4句をご覧頂きたい。
猿蓑集 巻之五
41 此筋(このすじ)(注1)は銀(ぎん)も見(み)知らす不自由(ふじゆ)さよ (芭)蕉
【意】ウルメイワシの代金を銀で支払おうとしたら、此処では銀は使えないとは、なんと不自由なことだ
41 此筋(このすじ)(注1)は銀(ぎん)も見(み)知らす不自由(ふじゆ)さよ (芭)蕉
【意】ウルメイワシの代金を銀で支払おうとしたら、此処では銀は使えないとは、なんと不自由なことだ
【解説】此処の住人等はおカネと言えば銭しか知らない/だから銀がおカネと認識されず使えない
銀貨で支払えない不自由さを嘆く都人士の言葉
(注1)筋:条(=條)/道筋のこと
銀貨で支払えない不自由さを嘆く都人士の言葉
(注1)筋:条(=條)/道筋のこと
42 たゞとひやうし(注1)(=とっぴょうし)に長(なが)き脇指(わきざし) (去)來
【意】この魚屋には吃驚した/長脇差を腰に差しているではないか!?
【解説】前句の、横柄な語を吐く人を、田舎廻りの博徒か遊侠の徒と見定め、その風体を付け詠んだ
(注1)とひやうし:とっぴょうしもない、法外な、の意
【意】この魚屋には吃驚した/長脇差を腰に差しているではないか!?
【解説】前句の、横柄な語を吐く人を、田舎廻りの博徒か遊侠の徒と見定め、その風体を付け詠んだ
(注1)とひやうし:とっぴょうしもない、法外な、の意
43 草村(くさむら)に蛙(かはづ)こはがる夕(ゆふ)まぐれ (凡)兆
【意】―
【解説】春〔=蛙〕/長脇差をつけて威張っている者が臆病者である滑稽さを詠んだ
44 蕗(ふき)の芽(め)とりに行燈(あんどん)ゆりけす (芭)蕉
【意】―
【解説】春〔=蛙〕/長脇差をつけて威張っている者が臆病者である滑稽さを詠んだ
44 蕗(ふき)の芽(め)とりに行燈(あんどん)ゆりけす (芭)蕉
【意】怖い上に蕗を採っている最中に行灯を吹き消してしまった
【解説】春〔=蕗の芽〕/暗い中を蕗(ふき)の薹(とう)を摘みに来たのは実は若い女性だった、と転じて詠んだ
【小生comment】
【解説】春〔=蕗の芽〕/暗い中を蕗(ふき)の薹(とう)を摘みに来たのは実は若い女性だった、と転じて詠んだ
【小生comment】
連句は、登場人物が次々に代わっていく処が面白さの一つでもある。
次号《会報》では「夏の部」の第3回(通算第12回)をお届けするのでお楽しみに!
次号《会報》では「夏の部」の第3回(通算第12回)をお届けするのでお楽しみに!
■続いての話題は、06月24日(日)に、車で「湖東~湖北」日帰りdrive を『多賀大社』→『滋賀県立安土城考古博物館&安土城天主 信長の館』→『安土城跡&摠見寺』→『向源寺〔渡岸寺観音堂〕:【国宝】十一面観音立像』→『石道寺:【重文】十一面観音立像』→『伊吹山山頂』の順で巡って来た。
以下、時系列にお伝えする。
前夜(06月23日(土))は20時00分就寝
当日(06月24日(日))は02時15分起床
腹筋45分〔02時15分→03時00分〕& 2.5kg木刀素振り60分〔03時00分→04時00分〕
04時45分 拙宅発→一般道〔148㎞ 3時間10分 国道1号線→国道23号線→以下略〕
目的地の多賀大社迄すべて一般道で行くつもりが、三重県と滋賀県県境が走行中に通行止めで前に進まず、已む無く迂回路として名神・関ケ原IC→彦根IC迄を高速道路を使う。
08時40分 多賀神社発→〔一般道 25km 50分〕
09時20分 安土城考古博物館 駐車場着
09時50分 同所発→〔徒歩200m 3分〕
09時55分 安土城信長の館着
10時20分 同所発→〔一般道 5km 12分〕
10時45分 安土城跡 駐車場着
10時57分 摠見寺本堂着
11時15分 同所発→〔徒歩20分〕
11時27分 安土城跡 天守台跡着
11時37分 同所発→
11時38分 二の丸着→
11時53分 安土城跡発→〔一般道 47km 1時間30分〕
13時32分 渡岸寺〔向源寺 観音堂〕着
【国宝:十一面観音立像】拝顔
【重文:十一面観音立像】拝顔
17時00分 同所発→〔関ケ原IC→名神高速道路→岐阜羽島IC→一般道 150km 5時間20分〕
名神岐阜羽島IC→一宮ICが追突事故の為、岐阜羽島ICで高速道路を下ろされ一般道へ
国道23号線バイパス 幸田IC→幸田芦谷IC が事故の為、幸田ICでバイパスを下ろされ一般道で国道1号線へ
渡岸寺(向源寺 観音堂の【国宝 十一面観音立像】)は3回目。
石道寺【重文 十一面観音立像】は2回目。
いずれも10年近く前に初めて訪れた時は、白洲正子に拠る「十一面観音立像」紹介が漸く全国に知れ渡った当初だった。
だから当時は、まだ二寺とも観光者向けに整備されてないので、寺の拝観者へのserviceにもぎこちなさが目立った。
しかし、十年近い歳月は、両寺の観光地化を大いに進めた。
今日訪れた時は、渡岸寺は シルバーの受付と解説者、石道寺は若い女性の受付と本尊案内と確りしていたのだ。
改めて、作家白洲正子の実力の凄さを知った次第である。
其処で、今回から以下の〔1〕~〔4〕の4回 series に分けて順次お届けしていく。
〔1〕『多賀大社』
〔2〕『滋賀県立安土城考古博物館&安土城天主 信長の館』→『安土城跡&摠見寺』
〔3〕『向源寺〔渡岸寺観音堂〕:【国宝】十一面観音立像』→『石道寺:【重文】十一面観音立像』
〔4〕『伊吹山山頂』
以下、時系列にお伝えする。
前夜(06月23日(土))は20時00分就寝
当日(06月24日(日))は02時15分起床
腹筋45分〔02時15分→03時00分〕& 2.5kg木刀素振り60分〔03時00分→04時00分〕
04時45分 拙宅発→一般道〔148㎞ 3時間10分 国道1号線→国道23号線→以下略〕
目的地の多賀大社迄すべて一般道で行くつもりが、三重県と滋賀県県境が走行中に通行止めで前に進まず、已む無く迂回路として名神・関ケ原IC→彦根IC迄を高速道路を使う。
07時55分 多賀大社 駐車場着
08時00分 多賀大社参詣開始08時40分 多賀神社発→〔一般道 25km 50分〕
09時20分 安土城考古博物館 駐車場着
09時50分 同所発→〔徒歩200m 3分〕
09時55分 安土城信長の館着
10時20分 同所発→〔一般道 5km 12分〕
10時45分 安土城跡 駐車場着
10時57分 摠見寺本堂着
11時15分 同所発→〔徒歩20分〕
11時27分 安土城跡 天守台跡着
11時37分 同所発→
11時38分 二の丸着→
11時53分 安土城跡発→〔一般道 47km 1時間30分〕
13時32分 渡岸寺〔向源寺 観音堂〕着
【国宝:十一面観音立像】拝顔
14時00分 同所発→〔一般道
5㎞ 10分〕
14時10分 石道寺着【重文:十一面観音立像】拝顔
14時50分 同所発→〔一般道
45㎞ 1時間05分〕
15時55分 伊吹山山頂 駐車場着17時00分 同所発→〔関ケ原IC→名神高速道路→岐阜羽島IC→一般道 150km 5時間20分〕
名神岐阜羽島IC→一宮ICが追突事故の為、岐阜羽島ICで高速道路を下ろされ一般道へ
国道23号線バイパス 幸田IC→幸田芦谷IC が事故の為、幸田ICでバイパスを下ろされ一般道で国道1号線へ
22時20分 帰宅
車での移動中は往路・復路共に色々あったけど、昨日行くのを今日に順延して正解だった。
天候に恵まれ、多賀大社→安土城 信長の館&滋賀県立安土城考古博物館→安土城跡&摠見寺→渡岸寺(向源寺 観音堂の【国宝 十一面観音立像】)→石道寺【重文 十一面観音立像】→伊吹山山頂【日本武尊立像】と見ることが出来た。渡岸寺(向源寺 観音堂の【国宝 十一面観音立像】)は3回目。
石道寺【重文 十一面観音立像】は2回目。
いずれも10年近く前に初めて訪れた時は、白洲正子に拠る「十一面観音立像」紹介が漸く全国に知れ渡った当初だった。
だから当時は、まだ二寺とも観光者向けに整備されてないので、寺の拝観者へのserviceにもぎこちなさが目立った。
しかし、十年近い歳月は、両寺の観光地化を大いに進めた。
今日訪れた時は、渡岸寺は シルバーの受付と解説者、石道寺は若い女性の受付と本尊案内と確りしていたのだ。
改めて、作家白洲正子の実力の凄さを知った次第である。
其処で、今回から以下の〔1〕~〔4〕の4回 series に分けて順次お届けしていく。
〔1〕『多賀大社』
〔2〕『滋賀県立安土城考古博物館&安土城天主 信長の館』→『安土城跡&摠見寺』
〔3〕『向源寺〔渡岸寺観音堂〕:【国宝】十一面観音立像』→『石道寺:【重文】十一面観音立像』
〔4〕『伊吹山山頂』
今日は、その第1回目の『多賀大社』をお届けする。
【多賀大社】
年間参詣者数170万人という大来な神社である。
旧近江国には官幣大社が、建部大社(近江国一宮)・日吉大社(近江国二宮)・多賀大社(近江国三宮)・近江神宮の4社ある。
御祀神は、建部大社=本殿:日本武尊&権殿:大己貴命(おおなむちのみこと)、日吉大社=西本宮:大己貴神(おおなむちのかみ(=大国主神))&東本宮:大山咋神(おおやまくいのかみ)、多賀大社=御祀神:伊邪那岐命(イザナギノミコト)&伊邪那美命(イザナミノミコト)の2柱。
【多賀大社】
年間参詣者数170万人という大来な神社である。
旧近江国には官幣大社が、建部大社(近江国一宮)・日吉大社(近江国二宮)・多賀大社(近江国三宮)・近江神宮の4社ある。
御祀神は、建部大社=本殿:日本武尊&権殿:大己貴命(おおなむちのみこと)、日吉大社=西本宮:大己貴神(おおなむちのかみ(=大国主神))&東本宮:大山咋神(おおやまくいのかみ)、多賀大社=御祀神:伊邪那岐命(イザナギノミコト)&伊邪那美命(イザナミノミコト)の2柱。
【小生comment】
今回、国の名勝『奥の院庭園』を見ることを失念したのが一寸残念であるが、神社境内は大変威風堂々として神々しさを感じさせてくれたので大変満足している。
[01]多賀大社 鳥居前にて
■今日最後の話題は、一昨日06月29日(金)夜、名古屋中区丸の内二丁目にある日本食のお店『胡豆昆(ごずこん)』にて開催された『プレ・大学弓道部だお17-18-19代有志同窓会』について簡単にご報告する。
今夏開催を予定している『大学弓道部第17-18-19代有志同窓会 at 豊橋 2018』を前に、今回は現住国のエストニア(Estonia)に来週帰られ参加が不可能な、杉田先輩を交えて『プレ・ミニ同窓会』を開催した次第である。
近藤先輩から氏馴染みの日本食の店『胡豆昆』を紹介して貰い、中根先輩と同期生の早田さんが合流して5人で開催した。
この店の店長・女将の中西さんも、M大学の弓道部OGであり、大変和やかで楽しい二時間半余りを過ごすことが出来た。
[18]ミニ同窓会開催前『胡豆昆』前にて
【小生comment】
楽しいお話、教育的ご指導のお言葉等々、大変貴重な充実したひとときを過ごすことが出来た。
では、また‥〔了〕
*
ブログへは【0626】号迄のback numberはURL:http://jishu2637.cocolog-nifty.com/blog ←此処をclickして下さい
*
今回、国の名勝『奥の院庭園』を見ることを失念したのが一寸残念であるが、神社境内は大変威風堂々として神々しさを感じさせてくれたので大変満足している。
[01]多賀大社 鳥居前にて
[02]同 太閤橋前にて1
[03]同 同2
[04]同 御神門前にて
[05]同 御神門前脇の多賀大社概略 説明板
[06]同 境内にて1
[07]同 同2
[08]同 同3
[09]同 拝殿前にて
[10]同 拝殿とその奥の本殿
[11]同 境内にある『寿命石と祈願の白石』
[12]同 同上 解説
[13]金咲稲荷 鳥居前にて
[14]同 同上2
[15]金咲稲荷 参道
[16]同 参道にて
[17]同 本殿
■今日最後の話題は、一昨日06月29日(金)夜、名古屋中区丸の内二丁目にある日本食のお店『胡豆昆(ごずこん)』にて開催された『プレ・大学弓道部だお17-18-19代有志同窓会』について簡単にご報告する。
今夏開催を予定している『大学弓道部第17-18-19代有志同窓会 at 豊橋 2018』を前に、今回は現住国のエストニア(Estonia)に来週帰られ参加が不可能な、杉田先輩を交えて『プレ・ミニ同窓会』を開催した次第である。
近藤先輩から氏馴染みの日本食の店『胡豆昆』を紹介して貰い、中根先輩と同期生の早田さんが合流して5人で開催した。
この店の店長・女将の中西さんも、M大学の弓道部OGであり、大変和やかで楽しい二時間半余りを過ごすことが出来た。
[18]ミニ同窓会開催前『胡豆昆』前にて
[19]参加者全員で乾杯
[20]終了間際の全体写真
[21]同窓会終了後に中西店長を交えて全体写真
[22]食事のお品書き
[23]汁
[24]お造里
[25]おばんざい いろいろ
[26]ご飯&汁
[27]甘味〔冷やしぜんざい〕
【小生comment】
楽しいお話、教育的ご指導のお言葉等々、大変貴重な充実したひとときを過ごすことが出来た。
では、また‥〔了〕
*
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