2021年3月31日水曜日

【時習26回3−7の会 0856】~「松尾芭蕉:俳諧七部集『あら野』から巻之八〔第74回/巻之八~第721句~734句〕」「03月20日(祝土):に、大津宿「追分」→旧東海道五十七次「大津宿・追分」→「伏見宿」の旅~「山科一宮・岩屋神社」→旧東海道「大宅一里塚跡」→「隋心院」→「醍醐寺」→伏見宿「京阪電車・伏見桃山駅」迄〔の25.3km 32,839歩〕を巡り歩いて」




■皆さん、お変わりありませんか? 今泉悟です。今日も【時習26回37の会 0856】号をお届けします。
. 今日最初の話題は、松尾芭蕉(1644-94)「俳諧七部集『あら野』から〔第74回/巻之八~第721句~734句〕」をご紹介する。
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721 此月(このつき)の恵比須(ゑびす)(1)はこちにゐます哉(かな)  松芳(2)
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【意】足のあまり良くない恵比寿様は神無月の今月も出雲大社に行かずに当地の神社にいらっしゃるであろうな
【解説】季語:此月=三秋 /
(
1)恵比寿:七福神の一人 / 豊漁の神として漁民の信仰を受ける / 恵比寿は三歳迄足が立たなかったという
(2)松芳(しょうほう(生没年不詳)):尾張国の人 /『阿羅野』に入句
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722 (ふゆ)ざれ(1)や禰宜(ねぎ)(2)のさげたる油筒(あぶらづつ)(3)  落梧(4)
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【意】冬ざれた神社境内、神主が神灯に油を注ぐ為に油筒を持って歩いて行く
【解説】季語:冬ざれ=三冬 /
(1)冬ざれ:冬の季節
(2)禰宜(=祢宜(ねぎ):神職の総称
(3)油筒(あぶらづづ):油を入れた竹筒 / 境内の灯明の燃料の油を入れたもの
(4)安川落梧(やすかわ らくご(1652-91(元禄0405(享年40)))1688(貞亨05)年以来の美濃国門人 / 通称:助右衛門 / 呉服商「萬屋(よろずや)」を営む /『笈日記』等に入句 /『瓜畠集』編集は病魔の為未完に終わる / 長良川近くの稲場山城山陰に別邸所有 /芭蕉は『笈の小文』の旅の途次、此処に逗留 / 又「奥の細道」出立直前の元禄020323(1689.05.12)に、芭蕉が落梧宛に紙一束受贈の礼状を書き、此れが「奥の細道」出発の日付確定に貢献した
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.  若宮奉納(わかみやほうなふ)(1)
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(1)若宮奉納:尾張国名古屋の若宮八幡宮に奉納した一句
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723 きゝしらぬ歌(うた)も妙(たへ)(なり)神々樂(かみかぐら)  利重(1)
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【意】此処若宮八幡様の神楽の歌は今迄聴いたことのない節回しだ / 其れ故新鮮で有難さも増すというものだ
【解説】季語:神神楽(かみかぐら)=仲冬 / 古代より続く神座に神を迎え長命を祈願する神事 / 神代の天鈿女命(あまのうずめのみこと)の舞踊に起源 / 宮中で12月中旬に此の神事が催される
(1)利重(りじゅう(生没年不詳)):尾張国名古屋の人 /『あら野』に入句
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724 (あと)の方(かた)(1)と寐()なを(=)す夜(よる)の神楽(かぐら)(かな)  野水(2)
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【意】寝ていると神楽の音が足元の方から聞こえて来たので、此れでは流石に非礼だと思い、起き直して頭の方から聞こえて来る様に寝直した
【解説】季語:神楽=仲冬 /
(1)(あと)の方(かた):足の方角のこと
(2)岡田野水(おかだ やすい(1658(?)-1743.04.16(寛保030322))):埜水とも / 尾張国名古屋の呉服豪商で町役人 / 通称:佐右次衛門 / 本名:岡田行胤 / 芭蕉が『野ざらし紀行』の旅の途次、名古屋逗留(1684)時の『冬の日』同人で、当時彼は27歳の男盛り / 近江蕉門や去来等、上方の門人とも親交を重ねた
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725 鈴鹿川(すずかがは)夜明(よあけ)の旅(たび)の神楽(かぐら)(かな)  昌碧(1)
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【意】旅の伊勢の代神楽の旅芸人一行が、寒々とした夜明けの鈴鹿川を黙々と渡っていく
【解説】季語:神楽=仲冬 /此の「神楽」は神楽を演ずる旅芸人一行を指す / 其の様な神楽のことを代神楽と言い、伊勢が発祥と云われる
(1)昌碧(しょうへき(生没年不詳)):尾張国名古屋の人 / 貞亨0411月『笈の小文』の旅の折、蕉門に入門 /『あら野』などに入句
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726 かづらきの神(かみ)(1)にはふとき庭火(にはび)(2)(かな)  村俊(3)
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【意】自分の顔の醜さを恥じて、夜だけ出て自分の業を為したという葛城の一言主(ひとことぬし)の神にとっては、此の神楽の庭に燃える松明(たいまつ)の灯りすら明る過ぎることだろう
【解説】季語:庭火=冬 /
(1)かづらきの神:「かづらきの神」は葛城の一言主の神のこと
(
2)庭火:神楽等の時に焚く篝火
(3)村俊(そんしゅん(生年不詳)):尾張国名古屋の人 /『あら野』に2句採句
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727 橋杭(はしぐひ)や御祓(おはらひ)(1)かゝる煤(すす)はらひ  卜枝(2)
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【意】各家々で御祓を使い煤払いが終わったのだろう / 不用になった御祓(=煤掃)が川に捨てられて橋杭に引掛かっている
【解説】季語:煤払い=暮 /
(1)御祓(おはらひ):年末の煤払いをする為に伊勢神宮から授与される厄除け用大麻の煤掃き
(2)卜枝(ぼくし(生没年不詳)):近江国の人 / 後に尾張国津島の蓮花寺に寓居していたと伝わる / 貞門に入門後、蕉門に / 俳号は遠方とも /『あら野』などに入句
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.  祝(いはひ)(1)
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(1)祝:「君が代」の永遠に続くべきことを予祝する心を込めた和歌題
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728 肩付(かたつき)(1)はいくよになりぬ長閑(のどか)(なり)  冬文(2)
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【意】永遠に続くかと思われる此の春の長閑さよ / 此れを人に譬えるならば、背格好を何歳に見立てたら良かろうか?
【解説】季語:長閑=春 / 少し作句に無理がある句‥
(1)肩付(かたつき):肩の形で背格好を意味する
(2)(山本)冬文((やまもと) とうぶん(生没年不詳)):一説に荷兮の弟と伝えられるも定かでない / 尾張国名古屋の人 /『あら野』などに入句
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.  荷兮(かけい)が四十(しじふ)の春(はる)
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729 幾春(いくはる)も竹(たけ)其儘(そのまま)に見ゆる哉(かな)  重五(1)
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【意】貴兄は、常に変わらぬ青竹の様に青々として若々しいですよ
【解説】季語:幾春=春 / 貞享04(1687)年、荷兮(1648-1716)40歳の誕生祝の時の句
(1)加藤重五(かとう じゅうご(1646(?)-享保02(1717)0613(享年64))):加藤善右衛門 / 尾張国名古屋の材木問屋の豪商 /『冬の日』の同人
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730 (きみ)が代()やみがくことなき玉(たま)つばき(1)  越人(2)
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【意】玉なら磨けばやがて摩滅することもあろう / 君が代は、磨く必要も無く輝き続ける玉椿と同様に何時(いつ)迄も輝き続ける
【解説】季語:玉椿(たまつばき)=三春 /
(1)玉つばき:和歌題に「椿葉久緑・椿葉伴齢」等があり、謡曲「三輪」に「八千代をこめし玉椿」等と謡われる / 長寿の代表
(2)越智越人(おち えつじん(1656-1739(元文04年頃)):北越の人 / 越智十蔵 / 別号:負山子、槿花翁など /『春の日』の連衆の一人、尾張蕉門の重鎮 /『更科紀行』に同行、其の儘江戸まで同道 / 一月後の作品『芭蕉庵十三夜』にも登場 /『鵲尾冠』・『猫の耳』等 / 芭蕉は、越人に対して実に好感を持っていた /『笈の小文』で伊良子岬に隠れている杜国を尋ねた時にも越人が同行している
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731 青苔(あをのり)(1)は何(なに)ほどもとれ沖(おき)の石(いし)  傘下(2)
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【意】沖の石の、いつも濡れている処に着生する青海苔は、いくら摘んでも尽きることはない / 其の様に豊かな収穫を祝福される目出度い時世だ
【解説】季語:青苔=初春 /
(1)青苔:磯辺の岩等に着生する / 乾苔 / 睦月(1)の季語
(2)加藤傘下(かとう さんか(生没年不詳)):尾張国名古屋の人 / 通称:治助 /『あら野』、『曠野後集』等に入句
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732 いきみたま(1)(たたみ)の上(うへ)(つゑ)つかん(2)  龜洞(3)
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【意】両親の長寿を願って生御霊の祝いをする / 其の命の長さは「礼記」に定められた基準を超え、「畳の上に杖つく」程長いのだ
【解説】季語:生御霊(生身魂)=初秋 /
(1)いきみたま:「生御魂(生身魂)」/ 七月、盂蘭盆会の頃、死者の御霊ではなく、生きている両親等を饗応し、祝いの物を贈ること
(2)(つゑ)つかん:「礼記」(「五十にして家に杖つく / 六十にして郷に杖つく / 七十にして国に杖つく/ 八十にして朝に杖つく」)に拠る
(3)武井亀洞(たけい きどう(?-1687(貞亨0411)):尾張国名古屋の人 /『春の日』に初出 /越智越人の弟子と言われる /『あら野』・『庭竈集』等に入句
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733 千代(ちよ)の秋(あき)にほひにしるしことし米(ごめ)  同
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【意】今秋収穫された新米の匂い / 豊かな思いは、其の香りからだけでも存分に味わわれる / 此の匂いこそ千代に八千代の栄えを寿(ことほ)ぐ香りだ
【解説】季語:千代の秋=三秋 /、ことし米(今年米)=晩秋 /
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.  しばしかくれゐける人(1)に申(まう)し遣(つか)はす
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(1)しばしかくれゐける人:尾張国名古屋を追放され三河国保美に蟄居していた坪井杜國のこと
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734 (まづ)(いは)へ梅(うめ)を心の冬籠(ふゆごも)(1)  芭蕉
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【意】不運にも今は隠棲蟄居の身の貴殿であるが、やがて時機が到来すれば世に出ることもあろう / 寒い冬を耐えた後我が世の春と咲き匂う梅花の様に、貴殿の明るい未来を予祝して、来たるべき時節を待って欲しい
【解説】季語:冬籠り=三冬 / 1687(貞享04)年冬の作
(1)冬籠り:古今和歌集・序「なには津に咲くやこの花冬ごもり今は春べと咲くやこの花」を踏まえる
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【小生 comment
 今回で「巻之八」は終了 / 次回からは、俳諧七部集『あら野』から〔75回 / 員外~第735句~740〕をご紹介する。お楽しみに!
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■今日続いての話題は、0320(祝土)に、大津宿「追分」→旧東海道五十七次「大津宿・追分」→「伏見宿」の旅~「山科一宮・岩屋神社」→旧東海道「大宅一里塚跡」→「隋心院」→「醍醐寺」→伏見宿「京阪電車・伏見桃山駅」迄〔の25.3km 32,839歩〕を巡り歩いて来た模様についてお伝えする
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0200分 起床→腹筋2,000回→
0245 2.5kg木刀素振り40
0325分 入浴→朝食→
0401分 拙宅発→一般道→みえ川越IC→ 伊勢湾岸 →東名阪→新名神→名神→京都東IC〔料金1,930円〕→一般道→3時間00 192㎞→
639分 京都山科区四ノ宮駅近隣駐車場着〔‥車内で、此の日一日の route 等を確認‥〕
0655分 同所発→徒歩→旧東海道を「大津宿」方面へ20分程かけて戻り、旧東海道と旧奈良街道の分岐点「追分」へ
0718分「追分」着
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【名神「京都東IC料金所・四宮駅近隣駐車場」】
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[01][左上]名神高速道路「京都東IC」出口にて
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 伊勢湾岸「みえ川越IC」→「京都東IC」料金、土日割引1,930
. 高速道路「音羽蒲郡IC」→「京都東IC」の平日料金は4,770円だから、@2,840×2(往復)=5,680円も割安
[右上]車のインパネに表記された往路の走行距離192㎞と、走行時間2時間20分〔‥18分間の土山IC・コンビニでのトイレ休憩計2回が別途ある‥〕
[左下]Google 航空 map に拠る「四ノ宮駅近隣駐車場」→旧東海道・旧奈良街道の分岐点「追分」→「旧奈良街道」
[中下]「四ノ宮駅近隣駐車場」に駐車した愛車
[右下]同所に記された一日最高500円〔←実際は600円だった!〕の駐車料金表示
. 京都でも、此処なら一日600円で駐車出来るのは嬉しい
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0707分 旧東海道「横木」着
0718分 同「追分」着
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【旧東海道の街並〔大津市横木・追分町〕】
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[02][左上]旧東海道の街並〔横木〕1
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[右上]同〔同〕2
[左下]旧東海道→「追分」→「奈良街道」iPhone map
[中下] Google 航空 map〔「追分」直ぐ西側のポストにて〕
[右下]同上の写真
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【旧東海道&奈良街道「追分」】
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[03][左上]旧東海道&奈良街道「追分」解説碑
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[右上]同 同所にて1
[左下]同 同上2
[右下]同 同所にあった「街道〔追分〕」解説板
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0727分 地蔵尊の社着
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【旧東海道五十七次〔旧奈良街道〕街並〔山科区四ノ宮芝畑町〕】
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[04][左上]路傍の地蔵尊1
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[右上]同所にて1
[左下]路傍の地蔵尊2
[中下]同所にて2
[右下]路傍の地蔵尊3
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[05][左上]旧東海道五十七次街並〔四ノ宮芝畑町〕風景1
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[
右上]同〔同〕風景2
[左下]同〔同〕風景3
[中下]同〔同〕同所にて1
[右下]同〔同〕風景4
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[06][]地蔵尊社1
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[右上]同上2
[右中]同 同所にて
[右下]地蔵尊社3
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【旧東海道五十七次〔旧奈良街道〕街並〔山科区音羽珍事町・小山中ノ川町〕】
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[07][左上]旧東海道五十七次街並〔音羽珍事町〕「左 宇治」「右 伏見」道標1
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[右上]同〔同〕同上2
[左下]同〔同〕風景1
[中下]同〔同〕風景2
[右下]同〔小山中ノ川町〕風景
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【旧東海道五十七次〔旧奈良街道〕街並〔山科区音羽稲芝・大塚北溝町・大塚森町〕】
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[08][左上]旧東海道五十七次街並〔音羽稲芝〕風景1
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[右上]同〔同〕同上2
[左下]同〔大塚北溝町〕風景
[中下]同〔大塚森町〕風景1
[右下]同〔同〕同2
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0829分「左 大津道」「右 宇治道」道標着
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【「左 大津道」「右 宇治道」道標〔山科区大塚森町〕】
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[09][左上]旧東海道街並「左 大津道」「右 宇治道」道標 同所にて1
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[右上]同 同所にて2
[左下]同 同所にて3
[中下]同 同所にて4
[右下]同 石碑
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0845分「妙見宮」碑着
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【「妙見宮」石碑〔山科区大塚南溝町〕】
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[10][左上]「妙見宮」石碑 同所にて1
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[右上]同 同所にて2
[左下]同 同所1
[中下]同 同上2
[右下] 旧東海道五十七次〔旧奈良街道〕街並〔山科区大塚元屋敷町〕
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0909分 山科一宮「岩屋神社」鳥居着
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【旧東海道五十七次〔旧奈良街道〕街並〔大宅古海道町〕→岩屋神社】
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[11][左上]旧東海道五十七次〔旧奈良街道〕街並〔大宅五反畑町〕
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[右上]同〔大宅古海道町〕風景1
[左下]同〔同〕同上2
[中下]同〔同〕付近観光館内図‥写真オレンジ色の〇内は「岩屋神社」
[右下]同 岩屋神社 赤鳥居横「岩屋神社 年中行事」
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0929分 山科一宮「岩屋神社」着
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【岩屋神社】
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[12][左上]山科一宮「岩屋神社」赤鳥居前にて
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[右上]同 鳥居前にて1
[左下]同 同上2
[中下]同 中門前にて
[右下]岩屋神社の路傍の花
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[13][左上]山科一宮「岩屋神社」拝殿前にて1
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[右上]同 同上2
[左下]同 境内の社殿
[中下]同 解説板1
[右下]同 同上2
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[14][左上]山科一宮「岩屋神社」御神酒前にて1
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[右上]同 同上2
[左下]同 御守と御朱印
[中下]同 拝殿側から鳥居を見る
[右下]同 境内脇の竹林
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【岩屋神社→山科区区民の誇りの木クスノキ】
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[15][左上]山科一宮「岩屋神社」境内脇に咲いていた黄水仙
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[右上]同 赤鳥居
[左下]同 赤鳥居から眼前の奈良街道の案内
[中下]山科区「区民の誇り クスノキ」1
[右下]同上2
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1018分 大宅一里塚跡着
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【旧東海道五十七次「」〔山科区大宅甲ノ辻町〕】
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[16][左上]旧東海道五十七次 大宅一里塚跡にて1
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[右上]同 同上2
[左下]同 同上3
[中下]同 同上4
[右下]同「大宅一里塚跡」案内
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1116分 京都市伏見区醍醐古道町着
1128分 同市山科区小野御所ノ内町着
1130分 同市同区小野高芝町着
1132分 同市同区小野御所ノ内町通過
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【旧東海道五十七次〔旧奈良街道〕街並〔伏見区&山科区〕】
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[17][左上]旧東海道五十七次街並〔伏見区醍醐古道町〕風景
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[
右上]同〔山科区小野御所ノ内町〕風景1
[左下]同〔同区小野高芝町〕風景1
[中下]同〔同〕風景2
[右下]同〔同区小野御所ノ内町〕風景2
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1133分 京都市山科区小野高芝町着
1141分 同市同区小野葛籠尻町着
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【旧東海道五十七次〔旧奈良街道〕街並〔山科区〕】
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[18][左上]旧東海道五十七次街並〔山科区小野高芝町〕風景1
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[右上]同〔同〕同所にて1
[左下]同〔同〕同上2
[中下]同〔同〕同上3
[右下]同〔山科区小野葛籠尻町〕風景
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1147分 隨心院〔同市同区小野御霊町〕着
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【旧東海道五十七次〔旧奈良街道〕街並〔山科区〕】
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[19][左上] Google 航空 map〔旧奈良街道を山科区小野高芝町→醍醐寺へ〕
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[
右上]同〔山科区小野西浦〕風景1
[左下]同〔同区小野御霊町〕「隨心院」山門1
[中下]同〔同〕「同」同上2
[右下]同〔同〕同所にて1
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1155分「隨心院」南直ぐの「化粧橋」着
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【旧東海道五十七次〔旧奈良街道〕街並〔山科区〕】
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[20][左上]旧東海道五十七次街並〔山科区小野御霊町〕「隨心院」山門前にて2
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[右上]同〔同〕「同」山門脇の「史跡隨心院境内」石碑
[左下]同〔同〕「同」「史跡 小野小町 大本山 隨心院」石碑
[中下]同〔同〕隨心院直ぐ南を流れる山科川支流に架かる「化粧橋」
[右下]同〔同〕「化粧橋」から山科川支流の風景
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1158分 京都市伏見区醍醐上ノ山町着
1207分「醍醐寺〔伏見区醍醐東大路町〕着
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【旧東海道五十七次〔旧奈良街道〕街並〔伏見区〕→「醍醐寺」】
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[21][左上]旧東海道五十七次街並〔伏見区醍醐上ノ山町〕街道沿いの竹林
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[右上]同〔同区醍醐東大路〕「醍醐寺」築地塀越に見える桜花
[左下]同〔同〕「醍醐寺」総門
[中下]同〔同〕「同」境内の桜花前にて1
[右下]同〔同〕「同」境内の桜花1
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【醍醐寺】
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. 正に富安風生の名句通りの景色‥
.
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  まさをなる空よりしだれざくらかな 風生
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.
 ‥の世界だ!
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[22][]旧東海道五十七次街並〔伏見区醍醐東大路〕「醍醐寺」境内の桜花2
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[右上]同〔同〕「同」同上3
[右中]同〔同〕「同」境内の桜花前にて2
[右下]同〔同〕同上4
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. 秀吉が今生の別れに開いた宴を醍醐寺で開いた訳が分かった様な気する!
. 醍醐花見で、秀吉は3首、北政所と淀君は2種ずつ歌を詠んでいる
. 其の時詠んだ3人の歌一首ずつご紹介する
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.  恋恋て 今日しぞみゆき 花盛り ながめにあかじ 幾年の春     秀吉
.  君が代の みゆきの桜 咲きそひて 幾千代かけて ながめあかさむ  北政所
.  花もまた 君のためにと 咲き出でて 世にならびなき 春にあふらし 淀君
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[23][左上]旧東海道五十七次街並〔伏見区醍醐東大路〕「醍醐寺」「三宝院」唐門前にて
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[
右上]同〔同〕「同」「同」庭園前にて1
[左下]同〔同〕「同」境内の桜花前にて3
[中下]同〔同〕「同」【国宝】「五重塔」を back 1
[右下]同〔同〕「同」【同】同上2
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[24][左上]旧東海道五十七次街並〔伏見区醍醐東大路〕「醍醐寺」「三宝院」庭園
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[右上]同〔同〕「同」「同」庭園にて2
[左下]同〔同〕「同」「同」築地塀の甍
[中下]同〔同〕「同」境内の桜花5
[右下]同〔同〕「同」境内の桜花6〔築地塀を back 1
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[25][左上]旧東海道五十七次街並〔伏見区醍醐東大路〕「醍醐寺」境内の桜花7〔同上2
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[右上]同〔同〕「同」「西大門〔仁王門〕」
[左下]同〔同〕「同」【国宝】「五重塔」を back 3
[中下]同〔同〕「同」【同】同上4
[右下]同〔同〕「同」【同】同上5
.
[26][左上]旧東海道五十七次街並〔伏見区醍醐東大路〕「醍醐寺」【国宝】「五重塔」を back 6
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[右上]同〔同〕「同」【国宝】「五重塔」1
[左下]同〔同〕「同」【同】同上2
[中下]同〔同〕「同」境内の桜花8
[右下]同〔同〕「同」【国宝】「五重塔」3
.
[27][左上]旧東海道五十七次街並〔伏見区醍醐東大路〕「醍醐寺」「西大門(仁王門)」越しの桜花
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[右上]同〔同〕「醍醐寺」境内脇の土産屋で購入した桜パイ(右側)
. 大変美味だった!
[左下]同〔同〕「同」解説版
[中下]同〔同〕「同」「観音堂」と満開の桜花を back
. 御朱印は、此の観音堂で取り扱っていた
[右下]同〔同〕「同」御守と御朱印
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1425分「醍醐寺」発
1514分「腹帯地蔵 善願寺」着
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【旧東海道五十七次〔旧奈良街道〕街並〔伏見区〕】
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[28][左上]旧東海道五十七次街並〔伏見区醍醐槇ノ内町〕「善願寺」解説版
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[右上]同〔同〕「同」解説版と「腹帯地蔵」扁額
[左下]同〔同〕「同」山門
[中下]同〔同〕「同」風景1
[右下]同〔同〕風景2
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1559分 京都市伏見区石田大山町着
1605分 京都市伏見区石田森南町着
1611分 宇治市六地蔵着
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【旧東海道五十七次〔旧奈良街道〕街並〔伏見区→宇治市六地蔵〕】
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[29][左上]旧東海道五十七次街並〔伏見区石田大山町〕風景1
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[右上]同〔同〕風景2
[左下]同〔同区石田森南町〕風景
[中下]同〔宇治市六地蔵〕風景1
[右下]Google 航空 map〔宇治市六地蔵→伏見桃山駅〕
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1701分 京都市伏見区桃山町泰長老着
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【旧東海道五十七次〔旧奈良街道〕街並〔宇治市六地蔵→京都市伏見区〕】
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[30][左上]旧東海道五十七次街並〔宇治市六地蔵〕風景2
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[右上]同〔伏見区桃山町泰長老〕風景「街道脇の地蔵尊」1
[左下]同〔同〕同所にて1
[中下]同〔同〕同上2
[右下]同〔同〕風景「街道脇の地蔵尊」2
.
1719分 京都市伏見区東奉行町着
1820分 京阪電車京津線「四宮」駅着
1901分 京都市山科区四ノ宮鎌手町コイン駐車場発→京都東IC→名神→新名神→伊勢湾岸→名古屋南IC→一般道→
2144分 帰宅
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【旧東海道五十七次〔旧奈良街道〕街並〔伏見区〕】
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[31][左上]旧東海道五十七次街並〔伏見区東奉行町〕風景
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[右上]同〔同区魚屋町〕「伏見桃山」駅を出発する「中之島」ゆき京阪電車
[左下]地下鉄東西線「三条京阪」駅→京阪電車京津線「四宮」駅ゆき電車内風景
[中下]京阪電車京津線「四宮」駅 platform にて
[右下]帰宅時の車のインパネ「走行距離計194km / 走行時間2時間49分」
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. 今日は、醍醐寺の桜が絶景だった!
. 最初から、醍醐寺の桜が目当てではなかった
. そもそもが、東海道五十三次の walking が始まったことだ
. 其れが、東海道五十七次へ発展
. そして今日の醍醐寺の満開の桜を見られたことへと繋がった
. 所謂「探しているものとは別の価値あるものを偶然見つけることが出来る」という、「セレンディピティ( serendipity )」を実際に体現出来たことが最高に嬉しかった〔了〕
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【後記1】0322()の朝、勤務先へ出発する直前、拙宅の中庭を眺めたら、もう海棠の花が7分咲きだった
. 例年より2週間は早い開花だ
. 海棠の花と言うと、中唐の女流詩人薛濤(せっとう)の「海棠渓(かいどうけい)」を思い出す
. 赤の色彩を歌った女性ならではの詩
. 因みに小生、この詩に感化され『海棠』を庭に植えた
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[32]拙宅の中庭に咲いた海棠(かいどう)の花
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.  海棠渓  薛濤(768-831)
. 春教風景駐仙霞
. 水面魚身総帯花
. 人世不思霊卉異
. 競将紅纈染軽沙
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. 春は風景をして 仙霞を駐(とど)めしめ
. 水面の魚身 総て花を帯ぶ
. 人世(じんせい)思はず 霊卉(れいき)の異を
. 競って紅纈を将()って 軽沙を染む
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【意】春神は、谷一杯に花霞を送り届けてくれた
. 清らかな谷川の水に映る花影、泳ぐ魚は恰も花模様を帯びたかの様だ
. 世間では、海棠の霊妙な技(わざ)に気付かず
. 競って赤い絞りを河原の砂の上に干している
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【後記2】同じ0322()の夜、・一昨日、醍醐寺で買って食べた桜パイの味が忘れられなかった
. で、一つ残っていることを思い出して再び食した
. とても上品な酸味のある甘さが素敵だった
. 昔日のほろ苦く懐かしい想い出の様な不思議な感覚がした
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.  醍醐寺の 懐かしき味 桜パイ 昔日の恋 ふと想ひだし  悟空
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[33][]醍醐寺掲題の露店での桜パイ
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[右上]桜パイ1
[右中]桜パイを拙宅の食卓にて手に取る小生
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右下]桜パイ2
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. では、また‥〔了〕
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