さて、今日最初の話題である。
小生、昨年末の12月24日から昨日01月07日迄の半月の間に 杉本美術館、古川美術館、秋野不矩美術館と 3つの美術館を見て来たのでその模様についてご紹介する。先ず最初は、12月24日に 知多郡美浜町にある 杉本美術館にて開催中だった『女性を描く』展についてである。
【杉本美術館『杉本健吉/女性を描く』展】
二つ目は、今年最初の訪問美術館となる古川美術館にて開催中の『新春企画展/名山 巡礼』展についてである。
[01]同『すしや おさと(義経千本桜)』1982年
[02]本展leaflet/添付写真の絵、杉本健吉は『舞妓』1984年
[03]杉本健吉『舞妓』
【小生 comment】
本展は、杉本健吉が生涯に亘って描いた女性像の数々が展示されていたが、本企画展の図録はなく、展示作品の postcard も売店には殆ど置かれてなかったのは残念だった。
二つ目にご紹介するのは、現在 古川美術館にて開催中の『新春企画展/名山 巡礼』展についてである。
【古川美術館『新春企画展/名山 巡礼』展】
本展は、古川美術館が所蔵する山を theme とする傑作選である
[04]古川美術館 入口
[05]本展leaflet 添付写真の絵は、福王寺法林 (1920-2012)『朝富士』
[06]横山大観(1868-1958)『霊峰不二』1944年
[07]中路融人((ちゅうじ ゆうじん)1933- )『富嶽』1980年代
[08]片岡球子 (1905-2008)『富士』1983年〔佐久市立近代美術館/油井一二記念館〕
[09]中島千波(1945- )『不二』1986年〔水野美術館〕
[10]岩橋英遠 (えいえん)(1903-1999)『夕空』1988年〔水野美術館〕
[11]平川敏夫(1924-2006)『富嶽濤風』1996年〔豊橋市美術博物館〕
[12]平山郁夫 (1930-2009)『朝の富士山』制作年不詳〔佐久市立近代美術館〕
【小生 comment】
ご覧の様に、いずれも素晴らしい傑作ばかりである。ホント、いいでしょッ!(^-^)b
さて、最後の三つ目は、昨日の01月07日の午前中に浜松市天竜区にある 秋野不矩美術館へ『第5回所蔵品展/秋野芸術の軌跡Ⅴ
〜インドにて-寺院と神々を巡る~』を見に行って来たので、その模様をお伝えする。
【秋野不矩美術館『第5回所蔵品展
/秋野芸術の軌跡V~インドにて-寺院と神々を巡る ~』展】
前《会報》【0633】号『第4回所蔵品展/秋野芸術の軌跡Ⅴ~インドにて-人々の暮らし~』展に続いての企画展である。秋野不矩の描くインドの自然・史跡・人々とその暮らしの絵画の数々をご覧頂きたい。
秋野芸術の originality が随所に見受けられ、見ていて心が癒される絵画である。
なかなかいいでしょ!^-^
[13]秋野不矩美術館 外観 東側
[14]同上 西側
[15]秋野不矩(1908-2001)『行者 シヴァ』1978年
[16]同『女神 ヤクシニー』1980年
[17]同『サラスヴァティ』1982年
[18]同『白い扉』1984年
[19]同『テラコッタの寺院』1984年
[20]同『三菩薩像』1986年
[21]同『廻廊の壁画』1986年
[22]同『ウダヤギリl』1991年
[23]同『ナヴァグラハ(九曜星/11点の中の左端の2点)』1991-92年
[24]同『ウダヤギリ僧房l』1992年
[25]同『ウダヤギリ僧房ll』1992年
[26]同『ヴァラーハ(ヴィシュヌ化身/猪)』1992年
[27]同『ラージャラーニー寺院l』1995年
[28]同『リンガラージャ寺院l』1995年
[29]同『オリッサの寺院〔部分/一部〕』1998年
[30]同『オリッサの寺院〔部分/太宗〕』1998年
■今日最後にお届けするのは、最近読んだ 南和友『老いるほど
血管が強くなる 健康法』についてである。
本書は、以下の構成になっている。
第一部/血管がなぜ身体の老化を左右するのか?
血管力とはなにか?血液量は多い方がいい?
なぜ詰まる、硬くなる血管が出来て仕舞うのか?
血管は若返らせることが出来る?
第二部/あなたは大丈夫!? あ血管の老化が引き起こす隠れ循環器系疾患
第三部/老いを活かして無理なく血管を強くする
血管を一気に若返らせる3つの柱〔P.108〕
◆『運動』『感動』『食事』を日常生活で意識することで、何歳からでも血管を若返らせることが出来る
【血管力を高めるポイント】
[1] 心臓をcareした運動で血液循環をよくする
[2] 感動を味わい、自律神経を鍛えて血管の柔軟性を保つ
[3] 老けない血管をつくる食べ物を知る
※ 血流up!/血管を若返らせる/心臓にいい運動法〔P.117〕
効果的な運動をする為に心臓年齢を知ろう心臓をcareする運動法「power walking」
→・最初は15分程度の散歩をしてみる
すると「次は30分にしよう」「今日は1時間歩けるな」と『習慣』になって来る
もし運動が気持ちよくなくなって来たら過酷になっているsign
少しpaceを落としたり、休んでも構わない
ただし、中断は禁物。大切なのは、少しでもいいから歩いてみる
必ず体を動かそうという『行動を起こし続ける』こと
→・負荷を意識せずにまずは動く
慣れて来たら優しく負荷をかける
運動が習慣化したら確り負荷をかける‥これが長く運動を続ける秘訣!
私(=南和友)も、心臓をcareし、骨格を正しく使って、代謝を上げる最も効果的な歩き方を考案した
→・ポイントは「心拍数」と「踵から着地する歩き方」
‥無理して歩くよりも目標心拍数で歩いた方が代謝はupし、効率よく脂肪が燃焼する
→・又、踵から着地することで、足裏全体で着地する時よりも第2の心臓と呼ばれるふくらはぎの運動量がup
→・その結果、静脈をmilkingして10~20%心臓の補助になり、心臓の負担は減る
→・power waling で大事なのは歩数や距離ではなく『脈拍』
◆目標心拍数を維持するポイント
‥目標心拍数の範囲内で、運動を続ける【無理せず、楽せず、適度に体を動かす】ことが大切〔P.127〕
[1] 15分間 power walking をしたら立ち止まって脈拍を測る
[2] 脈拍は10秒間図って6倍すればよい
[3] 目標心拍数を超えていたら歩くspeedを落とす
[4] 酷評心拍数を下回っていたら歩く speed を上げる上げる
高血圧の人が注意すべき運動法
正しい血圧の測定法
血管を若返らせる物質NO( (エヌ・オー) 一酸化窒素)
→・NOが増加すると、血管の中膜(筋肉層)を拡張させるので、血管が広がって血液の循環がよくなる
→・運動すると、adrenaline が分泌される分、末梢血管が収縮して乳酸が増加し、筋肉が酸化するが、これもNOが防ぐ
→・筋肉を柔軟に保つだけでなく、酸化も防ぐ為、美容効果も期待出来る〔P.133〕
【血管力を高めるポイント】
[1] 目標心拍数の範囲内で運動する[2] 血圧は毎日朝晩測定する
[3] 爪揉みやstretch も併用して血管を柔らかくする
※ 感動が血管を若返らせる〔P.139〕
自律神経の閾値で血管力が決まる定年後、一気に自律神経の閾値は下がる
日常忘れがちな副交感神経を刺激する工夫
→・交感神経が刺激される様な体験をして「快」の感情を意識して副交感神経を十分に働かせる
‥すると、副交感神経の閾値が上がり、副交感神経が自然とついてくる
→・その結果、副交感神経の採用により、endorphin が出て満足感や違った感動を味わえる
‥典型的なのは『音楽』〔P.145 〕
→・『音楽』『美術』『小説』も最初は感動しても、複数回同じ体験すれば感動はなくなる
‥これは、鈍感になっているのではなく、『閾値が上がり/感動の幅が広がっている』
→・【感動は】健康に良いだけでなく、【人生を豊かに】する〔P.149〕
→・自律神経の閾値が上がれば血流がよくなり、血管は強くなる!〔P.153〕
頭を使う訓練をする
→・『運動系』『思考系』『体験系』の最低3つの分野で趣味を持つことをお勧めする
睡眠は熟睡時間を気にしよう‥熟睡時間は5時間が最適‥理想の睡眠時間帯は22時~5時〔P.159〕
→・熟睡する為に‥・20時以降は食事をしない
・入浴は41度位のぬるめの湯船にユックリ浸かる
・アロマやお香は副交感神経を刺激する
・夜stretchすると血流がよくなり眠くなる
※ 老けない血管はこの食事でつくられる
【血管を強くする食事法の原則】
[1] 低血糖[2] 低塩分
[3] HDLコレステロールを増やす〔P.169〕
日本人の食事は兎に角『糖分過多』‥理由は明らかに炭水化物の摂り過ぎ〔P.186〕
コレステロールはただ減らせばいいものではない
‥コレステロールは人体の筋肉や脂肪に不可欠な存在で、不足すれば血管は脆弱になる
‥菜食主義の日本人は動物性たんぱくと資質が不足〔P.193〕
HDLコレステロールを豊富に含む食物は、「オサカナスキヤネ」!
オ:お茶‥‥カテキンは、コレステロール値、中性脂肪、血糖値を下げるほか、抗酸化作用がある
サ:魚‥‥‥DHA、EPA等のを不飽和脂肪酸が血液をよくする
カ:海藻‥‥水溶性食物繊維が中性脂肪を吸着して排出
代謝を促進するミネラルも豊富
ナ:納豆‥‥納豆特有の酵素であるナットキナーゼには血栓を溶解する作用がある
脂質代謝を市苦心するビタミンB2も豊富
ス:酢‥‥‥クエン酸が赤血球の変形態を高め、血液をよくする
キ:キノコ‥キノコ特有の成分β-グルカンが、コレステロール値や血糖値を下げる
ヤ:野菜‥‥ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富
1日350g以上の摂取を目標に
ネ:ネギ‥‥特有の匂いのもとであるアリシンに、血小板凝集抑制、血栓予防、活性酸素抑制作用がある〔P.197〕
血管を強くする栄養素‥タンパク質を十分に摂る食事を心がけること
→・HDLコレステロールを増やすイワシやサバらの青魚を中心にタンパク質を摂ろう
‥卵はコレステロールが高いものの、高たんぱく食品の為毎日食べた方がいい〔P.198〕
[31]南和友『老いるほど 血管が強くなる 健康法』
【後記】今日のお別れは、南和友『老いるほど 血管が強くなる
健康法』から、「おわりに」の締め括りのphraseをお示しする。
健康であることと病気でないこととは全く異なる。「異常なし」と医者に診断されても、健康体である保証はない。
週に2~3回は適度な運動で汗を流しているか?
精神的にrelax出来る趣味があるか?規則正しく十分な睡眠が取れているか?
栄養balanceのいい食事をしているか?
自律神経をcontrol
するとは健康を管理することであり、人生そのものをcontrol するこてである。
健康の主導権は常にあなたの手中にある。健康をきっかけにして、より満たされた人生を歩める様になることを記念している。〔了〕
【小生 comment】
小生も南和友氏助言に従って健康体で人生を全うしたいものである。話は変わる。
昨日、大阪府豊中在住の娘家族たちが拙宅に里帰りして来たので、2歳になる孫娘を連れて豊橋市内にあるのんほいパークを訪れた。
【前書】園内の動物たちも可愛かったが、小生の目には冬木立が何故か希望の花が満開の花をつけている様に不思議と美しく見えた。
寒林に 咲かせて見せう 大輪を 悟空
[32]のんほいパークの冬木立
では、また‥。〔了〕
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