2018年2月4日日曜日

【時習26回3-7の会 0690】~「01月19日:野口悠紀雄講演会『Blockchain(分散型台帳技術) は社会をどう変えるか』を聴いて」「同日:名古屋市博物館『レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」』展を見て」「01月21日:ライフポートとよはし『三河市民合唱クラブ/第三回演奏会』を聴いて」「01月23日:三河港の産業基地自治会役員会新年会に参加して」「01月31日:スーパー・ブルー・ブラッドムーンを見て」


■皆さん、お変わりありませんか? 今泉悟です。今日も【時習26回3-7の会 0690】号をお届けします。
 今日は先ず、今日は、仕事の一環として野口悠紀雄講演会『Blockchain(分散型台帳技術) は社会をどう変えるか』を聴いて来た。
 AI IoT ならまだ解るが、ICO(Initial Coin Offering ) DAO(Decentralized Autonomous Organization(=人間の経営者や、管理者、ルールがなくても人間を動かすための仕組みにより事業の自律化ができ、非集権化の枠ぐみが出来上がること) ) 等の略称や、ビザンチン将軍問題((Byzantine Generals Problem):相互に通信しあう何らかの object 群において、通信及び個々の object が故障又は故意に拠って偽の情報を伝達する可能性がある場合に、全体として正しい合意を形成出来るかを問う問題)等々、聴き慣れない言葉が多かった。
 其処で、講演会の後、本を2冊買って読んでみた。
 大塚雄介『いまさら聞けない/ビットコインとブロックチェーン』:ディスカバー・トゥエンティワン刊
 野口悠紀雄『入門/ビットコインとブロックチェーン』PHPビジネス新書
 今日は、後者の野口氏の著書から、第8章/分散自立型組織DAOが作る未来社会‥にて述べられている一つをご紹介しよう。

  Q.AIやブロックチェーンが普及しても残る「人間らしい仕事」とは、具体的にはどのようなものなのでしょうか?
  【野口】どのような仕事が生き残るかは、非常に重要な問題です。〔中略〕
 ブロックチェーンを用いたクラウドソーシングが広く使われるようになれば、人々はより柔軟に、高い自由度で働くことができるようになるでしょう。
 個人の独創性が否定され、協調性だけが望まれるような組織や、偶々上司になった人の覚えが悪い為に不幸な人生を送る羽目になる様な組織しかない世界からは、脱却できる可能性が開けます。
 それだけではありません。
 例えば、小さなレストランを経営するオーナー兼シェフがいたとします。
 この人は料理が好きでこの仕事を選んだのですが、実際には料理以外の仕事が山ほどあります。
 食材の仕入れ、広告、接客、経費の支払いや帳簿付け、税務署への申告等々です。此れ迄オーナーは全て自分でやるしかありませんでした。
 しかし、こうした周辺業務のうち、ルーチン業務はDAOが代行してくれるようになります。〔中略〕
 シェフは、料理を作るという本当にやりたい仕事だけに専念できるようになるのです。
 AIやブロックチェーンがあるからこそ、人間はより人間らしい仕事が出来るということです。〔中略〕
  「人間の仕事の価値が高まる」可能性があるのです。〔中略〕
 独創性が問われる手仕事はその例です。〔後略〕

[01]本講演会leaflet

[02] 大塚雄介『いまさら聞けない/ビットコインとブロックチェーン』&野口悠紀雄『入門/ビットコインとブロックチェーン』
                  
 
■野口氏講演会の後、名古屋市博物館にて開催中の『レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」』展を見た。
 本展の目玉は、日本初公開となる『ダヴォラ・ドーリア』。
 フィレンツェ軍とミラノ軍の兵士が、軍此の争奪を巡って激しくぶつかり合い、渾然一体となった、劇的な一瞬が描き出されていて魅力的な絵だ。

[03]本企画展看板の前にて(屋外)

[04](屋内)
                  
[05]本企画展leaflet

[06]レオナルド・ダ・ヴィンチ『聖アンナと聖母子』ルーヴル美術館展蔵
                  
[07]クリストーファノ・デッラルティッシモ『ミケランジェロの肖像』1566-68年 ウフィツィ美術館蔵

[08]アントニオ・テンペスタ『キリスト教騎士とトルコの騎士の戦い』17世紀初頭 フィレンツェ、パラティーナ美術館蔵
                  
[09]作者不詳(レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく)『レダと白鳥』1500-10年頃

[10]作者不詳(レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく)『ダヴォラ・ドーリア(「アンギアーリの戦い」の軍旗争奪場面)16世紀前半
                  
[11]Santi di Tito(1536-1603)『ニッコロ・マキャベリの肖像( Portrait of Niccolo Machiavelli )1570年頃

[12]名古屋市美術館前にて
                  
 
■続いての話題である。
 0121()は、同じ社会奉仕団体の仲間で Facebook の友達〔そして、時習32回生〕 でもある大岡さんから誘われて、1400分からライフポートとよはしにて開催された『三河市民合唱クラブ/第三回演奏会』を聴いて来た。
 大岡さんの奥様が、『崖の上のポニョ』はじめ3 medley a cappella 女性四重唱で Soprano part を、又、W. A. Mozart Requiem in d minor K. 626 では、Alto soliste として歌われ大活躍された。
 勿論、大変美しい声で上手な歌声だったが、一人で Soprano Alto を歌えることが驚嘆に値する。
 それだけ彼女の声域が広いということだ。
 Classic 音楽の世界で言えば、天下の Prima donna と言われた Maria Callas(1923-77)をはじめ僅かしかいない。
 Mozart Requiem の指揮者は、岡崎高校の合唱部を世界合唱五輪で、2000年 第1回リンツ(墺国)2002年 第2回釜山(韓国)と、青年混声部門で世界一連覇に導いた近藤惠子(さとこ)女史!
 三河市民合唱クラブは、2010年結成と歴史は比較的浅いが、団員の方の個人的な技術水準が高いことと、近藤惠子先生の名指導の synergy 効果なのだろう、実に素晴らしい演奏だった
 団員一人ひとりの声の質がいい、と感心させられた。
 本演奏会では、更に一つオマケが付いた。
 それは、休憩時間に、時習26回の同期生、森田さん【3-2】が、我々2人を見つけて挨拶しに来てくれたことだ。
 大岡さんの奥様とお嬢さんが、森田さんに piano を習ったそうで、小生は森田さんとは【2-8】の時の classmate である。
 三人共に「世間は狭いねェ!」と言う落ちがついてその日のお話はお仕舞い。

[13]らいふポートとよはしの会場入口にて大岡さんと

[14]本演奏会leaflet
                  
[15]本演奏会program1

[16]2
                  
[17]3

 
■続いては、0123()の話。
 その日は、勤務先が事務局をしている 三河港の産業界の自治会役員会 の新年会を開催した。
 此の自治会は、豊橋の産業を支えている企業群の集まりである。
 毎年7月に開催する 祇園祭りの main event 大スターマインのスポンサー K会長を中心にスッゴク纏まった活動をしている。
 此の全体写真からいい雰囲気を感じ取って頂ければ幸いである。

[18]全体写真
                  
[19]会場のだいこん屋

[20]Snap shot1
                  
[21]2

 
■続いては、0126()の話。
 その日は、仕事の合間に 豊橋駅前の名豊ギャラリー(開発ビル9F) にて 29日迄開催中の 榊原康範(やすのり) 展を見て来た。
 浅学の小生は此れ迄彼を存じ上げなかったが、昭和42年岡崎市生まれで、岡崎高校多摩美大絵画科油画専攻卒。
 中澤弘光(1874-1964)が創設、伊藤清永 (1911-2001)や中山忠彦(1935- )が中心の 白日会 で活躍中(2005年から 同会員)
 なかなかいい作品群だった。此れからの活躍が期待される。
 榊原氏の様は新城市出身だそうだ

[22]名豊ギャラリー入口にて1
                  
[23]2

[24]榊原康範『San Carlos(Guam)()&同『少年の街』2012-17()
                  
[25]同ギャラリー入口の本企画展看板

[26]同ギャラリー入口
                  
 
【後記】0131()は、世界各地で日本時間20:48頃から、「スーパー(大きく)・ブルー(月二回の満月)・ブラッドムーン(皆既月食)」が35年ぶりに見られた。
 その写真をご紹介して今日はお別れする。
 以下に拙宅で撮影した「皆既月食」の模様をご紹介する。

[27]2050分頃 駆け出した満月

[28]大分欠けて来た満月
                  
[29]残り少なくなった満月

[30]殆ど見えなくなった満月
                  
[31]皆既月食となり、赤銅色で見えた〔光が足らないので、シャッターを暫く明けた儘で撮影〕

 
今晩の皆既月食は、23時過ぎで終了した
 幻想的な世界に魅了された2時間余りだった
 大寒だけあって屋外の寒さは流石に厳しかった
 皆既月食に感動して拙句を一句‥

大寒の 皆既月食 魅惑の夜()  悟空〔了〕

 では、また‥〔了〕

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