2017年2月18日土曜日

【時習26回3-7の会 0640】~「02月04日:岐阜市みんなの森 メディアコスモス『没後40年/熊谷守一』展 & 一宮市三岸節子記念美術館『‥一宮市所蔵作品による‥びじゅつ動物園』展を見て」「樺沢紫苑『脳を最適化すれば能力は2倍になる から 3.アドレナリン仕事術‥「怒り」と「興奮」を味方に変える』について」


■皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。
 今日も【時習26回3−7の会 0639】お送りします。
 今日02月18日は二十四節気でいう『雨水』。
 当地豊橋は、一週間前と様変わりで概ね暖かな一週間でした。

■さて今日は、前《会報》にて予告した通り、もう二週間前の話になるが、02月04日に3つの美術館と1つの歴史博物館を巡って来たうち、岐阜市 みんなの森 メディアコスモス『没後40年/熊谷守一』展、一宮市三岸節子記念美術館『‥一宮市所蔵作品による‥びじゅつ動物園』展の2つについてご紹介したい。

【みんなの森 メディアコスモス『没後40年/熊谷守一』展】 
 本展について、本展leafletから一部引用し乍らご紹介する。
 熊谷守一(1880-1977)は、97年間という長い生涯の中で、赤い輪郭線と簡明な色調に拠って構成された『モリカズ様式』と呼ばれる独自の様式を確立した洋画家。
 蟻や猫、蝶といった小さな「いのち」を描いた作品は高い評価を得、1967年に文化勲章受章内定、1972年に勲三等叙勲の内示(いずれも辞退)を受けている。
 岐阜県恵那郡付知村(現・中津川市付知町)の事業家で初代岐阜市長を務めた熊谷孫三郎(1832-1902)の三男(第7子)として生まれた。
 父が事業を営む岐阜市で、守一は3歳~17歳迄過ごした後、上京し東京美術学校西洋画科撰科に入学。同期生に青木繁等がいる。
 在学中に父が死去、多額の借財があった為、窮乏の中で美術学校を首席で卒業。
 暫く在京して画家業を続けるが、30歳の時、母を亡くし帰郷後、数年地元の製材所等で働く。
 友人の薦めで東京に戻り画業に復し、42歳で結婚。
 その後も貧困生活が続き、子供も亡くす等苦労を重ねるが、老境に至る頃から知名度も定着し生活も安定。
 本展では、油彩画50点を中心に、熊谷の長い生涯を振り返る。

[01]岐阜市 みんなの森 メディアコスモス 外観
[02]メディアコスモス館内の本企画展『没後40年/熊谷守一』展banner
                  
[03]本展leaflet/左の絵は、熊谷守一『櫻』1968年

[04]熊谷守一
                  
[05]熊谷守一(1880-1977)『父の像』1910-15年

[06]同『裸婦』1930-40年
                  
[07]同『漆樹紅葉』1942年

[08]同『豆に蟻』1958年
                  
[09]同『鬼百合に揚羽蝶』1960年

[10]同『白うさぎ』1962年
                  
[11]同『仔猫』1952年

[12]同『あぢさい』1975年
                  
【小生comment】
 熊谷守一の絵は、ご覧の様に一見稚拙に見える。
 しかし、極端にデフォルメされた絵は、彼の鋭い観察眼が生み出した究極の絵の一つの到達点である。
 色彩も、色自体、種類は少なく、塗り方も平面的なのであるが、不思議と見る者に安心感と癒しを与える。
 熊谷作品は、絵の三要素である「色」「構図」「描写力(デッサン)」のいずれをも、究極に単純化した傑作であると言えよう。
 熊谷守一は、小生、作品を見れば見る程どんどん好きになって行った画家である。

【一宮市三岸節子記念美術館『‥一宮市所蔵作品による‥ びじゅつ動物園』展】
 本展では、一宮市が所蔵する作品の中から、日本画や洋画に描かれた虎や猿、狐、兎、犬、鳥などをはじめ、伊万里焼、瀬戸焼、犬山焼などの陶磁器に描かれた動物たちの姿を紹介する。〔本展leafletより引用〕

[13]一宮市三岸節子記念美術館入口の三岸節子像(左)と本展案内(右)

[14]本展leaflet
 本展leaflet右側の絵について紹介する。
 1. 左上(左側):喜田華堂『滝猿之図』/左上(右側):水谷芳年『初夏花鳥図』
 2. 左中:鳳柳『月下狸之図』
 3. 左下:狩野安信『萩兎図』
 4. 中央:森狙仙『藤三猿之図』
 5. 中央上:駒井源琦『岩上雉之図』
 6. 右下:加藤英舟『ライオン之図』
                  
[15]三岸節子『スペインの白い町』1972年

[16]同『白い花(ヴェロンにて)』1989年
                  
【小生comment】
 本展は、江戸時代から近代迄の日本画を中心に、洋画や陶磁器に描かれた花鳥図や動物画で、一宮市が所蔵するものの展覧会。
 結構可愛らしい動物たちが描かれていて面白かった。
 当館にて、同時開催されていた常設展、三岸節子『身近な世界を見つめて』展も見た。
 三岸節子の『自画像』をはじめお馴染みの傑作が幾つも展示されていて良かった。

■さて、今日最後の話題は、前回と前々回《会報》にてご紹介した、樺沢紫苑著『脳を最適化すれば能力は2倍になる』の7回seriesの今日はその第3回《3.アドレナリン仕事術‥「怒り」と「興奮」を味方に変える》である。

 今日は、本項目から一つご紹介しよう。

【最後に成功するのは、OFF TIME の使い方が上手い人】
 いわゆる「仕事人間」には、2つの type がある。
 1. バリバリと猛烈に仕事をこなし、仕事で大きな成功を手にし、長生きする人
   2. 仕事人間で頑張り屋さんだったのに、正に働き盛りの40~50代で突然、心筋梗塞や癌等の大病で罹って仕舞う人

殆どの病気、特に成人病にかかる方は、「過労」「緊張の連続」「休息不足」「睡眠不足」「運動不足」「偏食」等、病気になってもおかしくない生活習慣をしている。

  1. のtype の人達は、「OFF の時間の使い方」が非常に上手い。『一流の仕事人』は『一流の趣味人』。

 仕事だけを頑張るのではなく、OFF の時間に仕事以外の「遊び」や「趣味」に一生懸命になる。
 その切り替え、そして、仕事以外の「OFF」の時間の良質な input が、結果として発想力や活力として生かされる。
 ※ 成功者は、昼はバリバリと仕事を頑張り、OFF は確りと refresh する! ※
「Adrenaline 仕事術」の優秀な実践者なのである。〔P.151-153〕

【小生comment】
 小生もこの成功者を見習って、バリバリ仕事を頑張り、好きな「絵画鑑賞」「classic音楽鑑賞」「読書」「俳句・短歌の鑑賞と作句と作歌」「現代詩・漢詩鑑賞」等に精を出して行きたい。

《3.アドレナリン仕事術/まとめ》
1.勝負物質 adrenaline は「興奮や怒り」と関連して分泌される
2.Adrenaline は、身体機能を瞬間的に高めてくれる
3.腹の底から大声を出すと adrenaline が出る
4.Pinch に陥っても諦めるな / 勝負物質 adrenaline があなたを助けてくれるから
5.心臓がドキドキするのは成功の証拠
6.過剰な興奮や緊張は、深呼吸するだけでおさまる
7.満員電車は adrenaline を分泌させ、かなりの stress になっている
8.昼間はバリバリ働き、夜間はゆっくりと休み、adrenaline を off にしよう
9.Adrenalineを off にする7つの習慣は
「1 興奮系娯楽は程々に」
「2 風呂・shower は温度に注意する」
「3 入眠前に激しい運動をしない」
「4 遅く迄残業をしない」
「5 ゆるい時間を持つ」
「6 家族や仲間と過ごす」
「7 休息を意識する」〔P.169〕

【小生comment】
 Adrenaline は、noradrenaline とdopamine と共に興奮系の神経伝達物質で「チロシン→ L-DOPA → dopamine → noradrenaline → adrenaline」の順に生合成される。〔P.132〕
 Adrenaline は、心臓や筋肉を中心に活躍する一方、「集中力増強効果」や「記憶の定着」等にも深く関与し、脳内の精神機能に於いても重要な役割を担っている。〔P.133〕
 Adrenaline は、日本・欧州ではこの名が使われるが、米国では「エピネフリン」呼ばれる。
 Adrenaline の発見者は、日本人の高峰譲吉(1854-1922)。彼は1900年、牛の副腎からadrenaline を世界で初めて結晶化することに成功。
 高峰譲吉は、(財)理化学研究所の創立者の一人で、製薬会社三共の事実上の創業者。消化酵素「タカジアスターゼ」の発明者。
 米国では、ジョン・ジェイコブ・エイベルが、高峰が adrenaline を発見したほぼ同時期に、羊の副腎から分離した物質に「エピネフリン」と名付けた。〔P.132〕

 日本人の先輩には、立派な人が沢山いる。
 本当に心強く感じる。

【後記】明日は、小生の亡父の三回忌法要がある。
 母を亡くしたのが12年4箇月前の平成16年10月、父は一昨年2月に鬼籍に入った。
 両親との思い出の日々もどんどんと遠い昔の話になっていく‥
 【 歳月は人を待たず 】である。
 だからこそ、毎日を確りと生きていきたいと思うのだが‥
 今日のお別れは、陶淵明「雑詩」をご紹介してお別れする。
 『一度しかない人生を悔いなく生きたい〔 Because life is only one time, I want to live so as not to regret. 〕』と言う言葉が浮んで、更に東晋時代の詩人 陶潜(365-427) の五言古詩の傑作「雑詩」も続いて浮かんで来た‥

  『雑詩』全十二詩 其二 陶淵明

 人生無根蒂
 飄如陌上塵
 分散逐風轉
 此已非常身
 落地爲兄弟
 何必骨肉親
 得歡當作樂、
 斗酒聚比鄰
 盛年不重來
 一日難再晨
 及時當勉勵
【歳月不待人】

 人生は根蒂(こんてい)無く
 飄として陌上(はくじょう)の塵の如し
 分散し風に逐(=追)って転じ
 此れ已(すで)に常の身に非ず
 地に落ちて兄弟(けいてい)と為る
 何ぞ必ずしも骨肉の親のみならむ
 歓を得ては当(まさ)に楽しみを作すべし
 斗酒  比隣(ひりん)を聚(あつ)む
 盛年  重ねて来たらず
 一日(いちじつ)  再び晨(あした)なり難し
 時に及んで当に勉励すべし
【 歳月  人を待たず 】

【意】人生ってヤツは木根や果実の蒂(へた)の様な確りした拠り所がない
 恰も宛もなく舞い上がる路上の塵の様なものさ
 風に吹き散らされて転がって行く
 もはや元の自分の身を保つことさえ覚束ない(‥人生ってそんなものだよ‥)
 (‥知り合った者たちとは‥)皆んな兄弟の様なものだから
 親族のみに拘泥(こだわ)る必要もない
 嬉しい時は大いに楽しみ騒ごうヨ
 酒を沢山用意して近所の仲間と盃を酌み交わしてさ
 人生の盛時は二度と戻って来ないし
  一日に二度目の朝は遣って来ないのだから
 楽しめる時こそ確り楽しもうヨ!
 【 歳月は人を待ってはくれない 】のだから
 d(^_^o)

 安城市歴史博物館『本多正信』展、豊川市桜ヶ丘ミュージアム『冬の情景』展、の2つの美術館・博物館の模様は、次回《会報》にてお届けする予定である。
 お楽しみに!(^-‘)b♪

 一昨日02月16日に同じLCの仲間で時習26回生の同期、市原T弘君【3-3】と豊橋市内の hotel 一緒だった。
 写真は、その時の two shot である。

[17]市原T弘君【3-3】と

 では、また‥。〔了〕
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2017年2月12日日曜日

【時習26回3-7の会 0639】~「01月27日:名古屋市美術館『永青文庫/日本画の名品』展を見て」「樺沢紫苑『脳を最適化すれば能力は2倍になる ~ 2.ノルアドレナリン仕事術』について」

■皆さん、昨日から西日本を中心に大雪になって、高速道路も不通の処が出てきますが、お元気でお過ごしでしょうか。
 今日も【時習26回3−7の会 0639】お送りします。
 当地豊橋では、昨日02月11日(土祝)は『鬼祭り』。
 この『鬼祭り』には不思議と雪が降り、この祭りが終わると春が到来すると言われています、今年も昨日は雪が午後から一時結構降りました。
 今日12日(日)も、雪は降っていませんが、寒さは続いています。
 風邪を引き込まない様、ご自愛下さい。

■さて今日は、前《会報》にて01月27日に名古屋・愛知県芸術劇場コンサートホールにて開催された、樫本大進を中心とするBPO members に拠る Octet の夕べについてお伝えしたが、そのソワレ(soiree)の前に立ち寄った、名古屋市美術館にて開催中の『永青文庫/日本画の名品』展を見て来たので、その模様をお伝えする。
 本展について、永青文庫理事長/細川家18代当主 細川護煕(1938- )氏による「ごあいさつ」から引用してご紹介したい。

 〔前略〕
 永青文庫は、大名細川家700年の歴史を伝える文化財を9万点以上収蔵する美術館である。
 昭和25(1950)年、祖父の16代細川護立(もりたつ)(1883-1970)に拠って財団法人として設立。
 永青文庫のは前は、中世細川家の菩提寺であった京都・建仁寺の永源庵(えいげんあん)(現・正伝永源院)の「永」、近世細川家の初代・細川藤孝(幽斎)の居城であった青龍寺(=勝龍寺(しょうりゅうじ))城(京都府長岡市)の「青」に由来する。
 幽斎以前と以後、細川家の全てを含むという意味を込めて名付けられた。
 永青文庫のcollectionは、細川家に伝来した文化財、そして護立が蒐集した膨大な美術工芸品に拠って成り立っている。
 護立は優れた目利きとして知られ、白隠(1686-1769)と仙厓義梵(せんがい ぎぼん)(1750-1837)の禅画から蒐集を始め、刀剣・刀装具、中国の古陶磁へとcollectionの幅を広げて行った。
 又、横山大観、下村寒山、菱田春草といった同時代の画家達と交流を深め、彼等の活動を積極的に支援している。
 蒐集した当初は評価が定まっていなかったものも多く、様々な文化人からの助言と自身の審美眼に拠って、類稀なるcollectionが形成された。
 〔中略〕
 本展を通して、細川家に息づく美への眼差しを感じて頂ければ幸いである。

[01]白川公園入口にある名古屋市美術館の本企画展案内看板

[02]名古屋市美術館入口近くの本展案内看板
                  
[03]本展leaflet(表)/上の絵は、国の【重文】菱田春草『黒き猫』1910年

[04]同上(裏)/絵は、菱田春草【重文】『落葉』1909年
                  
[05]竹内栖鳳(1864-1942)『松竹梅』1916年

[06]横山大観(1868-1958)『山路』1911年
                  
[07]同『山窓無月』1919年

[08]下村観山(1873-1930)『一休禅師』1918年
                  
[09]菱田春草(1874-1911)『黒き猫』1910年

[10]上村松園(1875-1949)『月影』1908年
                  
[11]鏑木清方(1878-1972)『花吹雪(右)・落葉時雨(左)』1908年

[12]小林古径(1883-1957)【重文】『髪』1931年
                  
[13]安田靫彦(1884-1978)『聚楽茶亭』1905年

[14]堂本印象(1891-1975)『調鞠図』1921年
                   

【小生comment】
 日本画の近代巨匠達が勢揃いした本展。
 京都画壇の頂点にあった竹内栖鳳、日本美術院三羽烏の横山大観・下村観山・菱田春草、美人画の巨匠「西の松園&東の清方」と呼ばれた上村松園、鏑木清方。
 そして、小林古径、安田靫彦等々、明治・大正・昭和に亘って活躍した東西日本画壇の巨匠達が勢揃いしている永青文庫の近代日本画の数々。
 今回ご紹介した僅か十数点の中に【重文】が3点も含まれていることをみても、『永青文庫』創設者である細川護立氏の慧眼は流石である。
 名画ってホント素晴らしいですネ!

■さて、今日最後の話題は、前《会報》にて予告した、樺沢紫苑著『脳を最適化すれば能力は2倍になる』の7回seriesの今日はその第2回《2.ノルアドレナリン仕事術‥「恐怖」と「プレッシャー」で仕事効率を上げろ!》である。

《2.ノルアドレナリン仕事術/まとめ》
1.脳内物質 noradrenalin は「闘争か逃走」という状況で分泌される
2.恐怖や不安などによって noradrenalin が分泌されると、注意・集中力・覚醒度がupする
3.Noradrenalin による motivation up は、短期で使って最大効果を出せる
4.締切を設定するだけで、仕事効率は大きく up する
5.Dopamine 型 motivation (=褒める)と、noradrenalin 方 motivation(=叱る)を balance よく使い分ける
6.「不快を避ける」noradrenalin 型 motivation に business chance がある
7.「うっかりmiss」が増えて来たら脳が疲れている証拠 / 休息が必要だという赤信号である
8.仕事は楽しくても stress になる / 仕事のし過ぎには注意しよう
9.「仕事」を意識するだけで stress になる / スマホや携帯を切って、仕事を完全に忘れることも大切〔P.128〕

【小生comment】
 Noradrenalin は、dopamine と使い分けることで、理想的な働き方が出来ると、著者の樺沢氏はAesop 寓話の『北風と太陽』を例に説明してくれている。

 私(=樺沢)は、この話(『北風(=noradrenalin)と太陽(=dopamine)』)にnoradrenalin と dopamine の働きが上手く象徴されていると考える。
 人間の行動の motivation には2つある。
 「不快なことを避ける」と「快適なことを求める」である。
 『北風と太陽』に出て来る旅人は、北風が吹いた時は、寒さ(=不快)を避ける為に上着を押さえた。
 逆に太陽が射してポカポカと暖かくなると、適度な暖かさ(=快)を求めて上着を脱いだのである。
 前者は「noradrenalin 型 motivation」であり、後者は「dopamine型 motivation」である。〔P.104-105〕
 Noradrenalin型motivation は、危険回避、危機回避型の反応なので即効性があるが長続きしない。
 一方の dopamine型motivation は、結果として報酬を得られてから「次も頑張ろう」と motivation が up するので、本格的に動き出すのに時間がかかる。
 つまり、短期では noradrenalin型motivation で頑張り、長期では dopamine型motivation で頑張るというのが理想的な仕事術である。〔P.106-107〕
 そして、この noradrenalin の生成には、必須アミノ酸(Essential amino acid)の一つ「フェニルアラニン(phenylalanine)」が不可欠。
 この phenylalanine は、肉類・魚介類・大豆製品・かぼちゃ・卵・乳製品・チーズ(cheese)・ナッツ(nuts)類(almondや落花生(peanut))等の普通の食事から得られる。
 猶、phenylalanine から noradrenalin を生成するには「vitamin C」も不可欠なので念の為。(P.125-126)
 又、必須アミノ酸やvitaminは、食事から摂取するのが一番。
 どの様なsupplementよりも、balance の良い「普通の食事」こそが効果的なのだ‥、と樺沢氏は締め括っていた。

【後記】最近仕事が忙しく、昨日・今日の二日間は仕事を片付けていたので、いつもの様に blog に時間が割けない。
 暫くは内容の乏しい《会報》が続くことをご容赦願いたい。
 前《会報》の【後記】で予告した岐阜市のみんなの森 メディアコスモス『熊谷守一』展、一宮市三岸節子記念美術館『びじゅつ動物園』展、安城市歴史博物館『本多正信』展、豊川市桜ヶ丘ミュージアム『冬の情景』展、の4つの美術館・博物館の模様は、次回以降の《会報》にて順次お届けする予定である。
 中でも、『熊谷守一』展と『本多正信』展が特筆出来る。
 お楽しみに!(^-‘)b♪
 では、また‥。〔了〕
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2017年2月5日日曜日

【時習26回3-7の会 0638】~「01月21日:杉本美術館『まちと人びと』展&メナード美術館『コレクション名作展』&鞍ヶ池アートサロン『わたしの写実”主義”』展を見て」「樺沢紫苑『脳を最適化すれば能力は2倍になる ~ 1.ドーパミン仕事術』について」


■皆さん、お元気でお過ごしのことと思います。今日も【時習26回3−7の会 0638】お送りします。
 時節は、昨日02月04日が『立春』。
 暦の上では『春』となった。
 萬葉集の編者 大伴家持が41歳の時、759(天平寶字3)年正月に巻末の〔萬葉集 巻第二十〕の締め括りとして詠んだのが以下の有名な歌である。
 通算で4,516首目の歌‥

【詞書】三年(=天平宝字三年)春正月一日に、因幡国の庁(ちやう)にして、饗(あへ)を国郡(くにこほり)の司等に賜ふ宴(うたげ)の歌一首

 新(あらた)しき年の初めの初春の 今日(けふ)降る雪のいやしけ吉事(よごと)
【萬葉仮名】
  新 年乃始乃 波都波流能 家布敷流由伎能 伊夜之家余其騰

 右の一首、守(かみ)大伴宿禰(すくね)家持作る

【意】新しい年の初めの正月の 今日降る雪の様に もっと積もれよ 良い事が

【小生comment】
 大変解り易い歌であり、全4,516首の歌を収めた萬葉集の最後を飾るに相応しい名歌である。
 天平宝字三年の正月元旦は、当時19年に一度巡って来る「歳旦立春(=正月元旦と立春が重なる日)」だったする説もある。
 立春が正月元旦で、因幡国府の庁の庭先は一面の銀世界。
 慶事である白雪よ、もっともっと降り積もれっ!
 因幡守家持の心境が確り伝わって来る。
 因みに、当地豊橋では今日は雪ならぬ雨が降った‥。

■さて今日は、01月21日(土)に私用で名古屋へ自家用車で行ったついでに、美浜町にある杉本美術館、小牧市にあるメナード美術館、そして豊田市の鞍ヶ池公園の一角にあるトヨタ鞍ヶ池記念館 鞍ヶ池アートサロンと、3つ美術館を訪れ、企画展を見て来たのでその模様をお伝えする。

【杉本美術館『まちと人びと』展展】
 杉本健吉は街(まち)の風景を好んで描いた。
 彼は、本展leafletの絵にある様に、海外のsketchは勿論、何気ない街角の風景、一生の殆どを過ごした名古屋の風景等、多くの作品を描いている。
 〔以上、本展leafletより引用〕

[01]杉本美術館『まちと人びと』展leaflet/右側の絵は、杉本健吉『サンポール路地』

【小生comment】
 杉本健吉の後半生の絵は、本展leafletの絵の様に一見 rough に見える。
 しかしじっくり見ていると、いつも間にかその絵の中に吸い込まれて仕舞っている自分に気づく。
 それ程、見る者を強烈に惹き付ける魅力的な作品ばかりだ。
 それ等作品(=絵)の一つひとつがauraを放っている。
 小生、杉本健吉は、見る度に好きになっていく画家である。

【メナード美術館『コレクション名作展』】
 メナード美術館は、改修工事の為01月30日(月)~04月26日(水)から休館となっている。
 その直前に、当館が誇る名画を一挙に展覧したのがこの企画展。
 だから小生にとっては、既に見た絵ばかりだった。
 が、流石に名画揃いで、満足できた企画展だった。

[02]メナード美術館 正面外観
                  
[03]本展leaflet

[04]ギュスターヴ・モロー『サロメの舞踏』1876年頃
                  
[05]パウル・クレー(Paul Klee 1879-1940)『Yellow Girl(帽子を被った婦人)』1919年

[06]ジュール・パスキン『ばら色のリボンの少女』1926年
                  
[07]小磯良平 (1903-1988)『競馬場にて』1969年

[08]小林古径『菖蒲』1948年
                  
[09]高山辰雄 (1912-2007)『静夜』制作年不詳

[10]東山魁夷『雲立つ嶺』1976年
                  
【鞍ヶ池アートサロン『わたしの写実”主義”』展】
 19世紀中葉のFranceで始まった「写実主義」。
 本展では、当館所蔵作品の中から、画家一人ひとりの”主義”がよく反映された写実作品を紹介する。
〔本展leafletより引用〕
 展示作品は全24点。
 キスリング、コロー、シスレー、シダネル、マルケ、ユトリロ、ルノワール、糸園和三郎、金山平三、鬼頭鍋三郎、小磯良平、中山忠彦、野田弘志、和田英作ら著名画家23人に拠る「写実絵画」展。

[11]トヨタ鞍ヶ池記念館前に掲示されている鞍ヶ池アートサロン 本展案内

[12]本展leaflet
                  
[13]ジャン=バティスト=カミーユ・コロー『木立の中の家』1870年

[14]鬼頭鍋三郎『舞妓』1970年頃
                  
【小生comment】
 和田英作『薔薇』1937年作、野田弘志『白根火山』1989年、鬼頭鍋三郎『舞妓』1970年頃、中山忠彦『紅衣』1991年の4点がとくに気に入った。
 但し、鬼頭鍋三郎『舞妓』以外の3点はpostcardもなく本《会報》でご紹介できなく残念だ。
 本企画展は、03月20日迄開催されているのでご興味ある方は是非訪れてご自身の目で直にご覧になってみて下さい。
 きっとご満足頂けるものと確信します。

■続いての話題は、01月27日に名古屋・愛知県芸術劇場コンサートホールにて開催された、ベルリンフィル(BPO)の第1コンマスを務める樫本大進(かしもと だいしん)を中心とするBPO members に拠る Octet の夕べについてである。

[15]ベルリンフィル八重奏団 演奏会leaflet

[16]本演奏会program
                  
その日の演奏曲目は以下の3曲。

(1)    ニールセン(1865-1931)/軽快なセレナード
(2) ドヴォルザーク(1841-1904)/5つのバガテル Op.47(シェーファー編曲 Octet版=世界初演)
(3) シューベルト(1797-1828) Octet in F Major Op.166 / D803
《encore》ドヴォルザーク/5つのバガテル Op.47 から第5曲 Poco Allegro

【小生comment】
 8人のmembers は、流石はBPOの首席奏者(1st Vn、2nd Vn、Vla、Vc、Cb、Fg、Cl、Hornの8人)だけあって超一級の素晴らしい演奏だった
 猶、その日は、このコンサートの前に14時00分から名古屋市内のホテルにて、今人気沸騰のアドラー心理学の権威、岸見一郎氏の講演会を、そして18時45分開演のBPO members に拠る Octet の夕べ開始迄の繋ぎに、伏見・白川公園にある名古屋市美術館にて開催中の『永青文庫~日本画の名品』展(←毎週金曜日は20時00分迄開館!)を見て来た。
 名古屋市美術館『永青文庫~日本画の名品』展の模様は、次回の《会報》にてお伝えする予定なのでお楽しみに!

■さて、今日最後の話題は、前《会報》にて予告した、樺沢紫苑著『脳を最適化すれば能力は2倍になる』の7回seriesの今日はその第1回《1.ドーパミン仕事術‥幸福物質を自在に操り、motivationを上げまくれ!》である。
 
[17]樺沢紫苑『脳を最適化すれば能力は2倍になる』


《1.ドーパミン仕事術/まとめ》
1.脳内物質 dopamine が分泌されると「幸福」を感じる
2.脳に報酬を与えると、motivation が高まる
3.Dopamineの報酬 cycle を回転させることで、目標達成できる
4.程よい難易度の小さな「明確な」目標(= milestone)を刻むことで大目標を達成できる
5.目標を達成した自分を強く image する / 明確に image するほど実現確率は高まる
6.楽しみ乍ら実行することが、成功の最大の秘訣
7.目標達成したら自分にご褒美を与える / それが次の motivation に繋がる
8.目標達成したらそれに満足せず、直ぐに次の目標を設定する
9.脳は challenge を好む / 常に challenge を続けることで自己成長できる〔P.87〕

【小生comment】
 この章の末尾で筆者は、こう締め括っている。
 10年、20年という努力の先に、幸せがあるのではない。
 その努力の階段を上り続けている「今」が一番幸せなのである。
 毎日の仕事の中で、自らのワクワクする瞬間に focus し、自らの potential を高める目標を設定し、自己成長の階段を上り始めよう。
 小生も、これを見習って自己成長を具現化して行きたい。

【後記】昨日、岐阜市中央図書館がある みんなの森 メディアコスモス『熊谷守一』展、一宮市三岸節子記念美術館『びじゅつ動物園』展、安城市歴史博物館『本多正信』展、豊川市桜ヶ丘ミュージアム『冬の情景』展、の4つの美術館・博物館を見て来た。
 これ等の模様は、次回&次々回の《会報》にてお届けする予定である。
 お楽しみに!(^-‘)b♪
 では、また‥。〔了〕
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