先ず最初の話題は、松尾芭蕉「俳諧七部集」の第一集『冬の日』から〔第16回/181句〜186句〕をお届けする。
追 加(注1)
(注1)連句数巻が完了した後、連衆一巡を巻く / 此の時、一般に表に詠まない「神祇」「釈教」「恋」「無常」「名所」等も許される
羽笠
181 いかに見よと難面(つれなく)うしをうつ霰(あられ)
【意】初冬の空から霰(あられ)が落ちて来て、牛の顔を容赦なく打っている / 牛は何とも出来ない / 何と無常な霰であることヨ
【解説】発句 / 季語:霰=冬 /『いかに』は、「いかにせよとか今はつれなき」(後撰集)、「いかにせよとてつれなかるらむ」(拾遺集)等に拠る和歌的な表現
182 樽火(たるひ)にあぶるかれはらの松 荷兮
【意】枯野の一本松の下で、焚火をして、酒樽を其の儘温めて、酒を飲み暖をとっている牛飼たちの様子
【解説】脇 / 季語:かれはら=冬 /
183 とくさ(注1)苅(がり)下着(したぎ)に髪(かみ)をちやせんして 重五
【意】木賊苅の人たちが通り雨に濡れて下着姿になり、髪は茶筌髷(ちゃせんまげ)(注2)に結っただけで、休んでいる
【解説】第三 / 季語:とくさ苅(がり)=秋 /
(注1)木賊(とくさ):シダ類の植物 /トクサの茎をゆでて乾燥させたものを木製器具や角・骨を磨くのに用いる
[01]木賊(とくさ)
(注2)茶筅髷:毛先を茶筅の様に結った男性の髪型の一つ
[02]茶筌髷(ちゃせんまげ)
184 檜傘(ひがさ)に宮(みや)をやつす朝露(あさつゆ) 杜國
[02]茶筌髷(ちゃせんまげ)
184 檜傘(ひがさ)に宮(みや)をやつす朝露(あさつゆ) 杜國
【意】粗末な檜笠を被(かぶ)らせて、「宮」の正体が解らない様にして、一面に朝露が降りた中を落ち延びていく
【解説】初表四 / 季語:朝露=秋 / 戦乱に破れた貴人の落ち延びて行く様を表した
185 銀(しろがね)に蛤(はまぐり)かはん月(つき)は海(うみ) 芭蕉
【意】前句の貴人は、蛤を買おうにも小銭が無いので白金を出した / 浜は月夜
【解説】初表五 / 季語:月=秋 /
186 ひだりに橋(はし)をすかす岐阜山(ぎふやま) 埜水
【意】其の月の浜の左手に架かる橋 / 其の橋桁(はしげた)の間から岐阜山が見える / 此処は蛤が名産の桑名の浜
【解説】初表六 / 雑 /
貞亨甲子歳(かっしさい)(=1684年)
京寺町二條上ル町 / 井筒屋庄兵衛板
【小生comment】
次回は、俳諧七部集『春の日』から〔第1回〕をご紹介する。お楽しみに!
◼️06月09日は、時習26回生の卒業45周年記念旅行&懇親会 in 横浜2019 に行って来た。
04時20分 起床→腹筋2,000回
05時20分 2.5kgの木刀の素振り60分
06時30分 入浴→朝食
07時20分 水藤君【時習26回 3-6】が奥様の運転で車で迎えに来てくれた。
08時02分 こだまに乗るつもりだったが、小生、乗車券を家に忘れて仕舞ったことに気づき、小生だけ水藤君ご夫妻のご厚意で奥様にもう一往復して貰い、小生は08時47分豊橋駅発のひかりで追っかけた / 結果、新横浜駅には、小生の方が水藤君と飯田君【時習26回 3-2】より6分早い09時52分に到着して、彼等2人を待った。
10時45分 北鎌倉駅着‥集合時間の11時15分の30分前に到着
11時15分 北鎌倉駅発→徒歩10分→
11時25分 明月院着
花の寺と言われるだけあって紫陽花が綺麗に咲いていたが、拝観者の多いのには驚いた。
[03]明月院入口にて
11時45分 明月院発→徒歩15分→
12時00分 円覚寺着
[08]円覚寺入口にて
[17]【国宝】洪鐘前にて〜福井君【時習26回 3-9】と
12時35分 円覚寺発→徒歩10分→
12時45分 昼食処 鉢の木 北鎌倉店着
[18]鉢の木 北鎌倉店
14時00分 鉢の木発→徒歩10分→
14時10分 東慶寺着
[23]東慶寺境内にて〜飯田君(左)・福井君(右)と
14時27分 東慶寺発→徒歩12分→
14時40分 建長寺着
[25]建長寺入口にて
15時10分 建長寺発→徒歩15分→
15時25分 鶴岡八幡宮着
[32]鶴岡八幡宮にて1
15時35分 鶴岡八幡宮発→徒歩15→鎌倉駅→大船駅→関内着→徒歩→
17時21分 懇親会場 菜香 着
[34]横浜中華街入口
17時30分 懇親会開始
[37]時習26回生卒業45周年記念懇親会 in 横浜2019 全体写真
20時00分 一次会閉会‥小生は明日勤務なので此処で辞去した。
【小生comment】
一泊二日の学年同窓会だったが、二日目が月曜日では如何ともし難く、日帰りで帰宅した。
次回は、5年後、又豊橋支部が当番幹事で、母校時習館高校のOB総会を、第51回生と一緒に取り仕切ることになる。
【後記】今日の拙宅の紫陽花の様子‥
【前書】満開になった拙宅の紫陽花の前にて / 紫陽花は沢山の別名がある
紫陽花は「四葩(よひら)」「七変化(しちへん(げ))」「手毬花(てまりばな)」 悟空
「八仙花(はっせんか)」もそうだ
【解説】初表四 / 季語:朝露=秋 / 戦乱に破れた貴人の落ち延びて行く様を表した
185 銀(しろがね)に蛤(はまぐり)かはん月(つき)は海(うみ) 芭蕉
【意】前句の貴人は、蛤を買おうにも小銭が無いので白金を出した / 浜は月夜
【解説】初表五 / 季語:月=秋 /
186 ひだりに橋(はし)をすかす岐阜山(ぎふやま) 埜水
【意】其の月の浜の左手に架かる橋 / 其の橋桁(はしげた)の間から岐阜山が見える / 此処は蛤が名産の桑名の浜
【解説】初表六 / 雑 /
貞亨甲子歳(かっしさい)(=1684年)
京寺町二條上ル町 / 井筒屋庄兵衛板
【小生comment】
次回は、俳諧七部集『春の日』から〔第1回〕をご紹介する。お楽しみに!
◼️06月09日は、時習26回生の卒業45周年記念旅行&懇親会 in 横浜2019 に行って来た。
04時20分 起床→腹筋2,000回
05時20分 2.5kgの木刀の素振り60分
06時30分 入浴→朝食
07時20分 水藤君【時習26回 3-6】が奥様の運転で車で迎えに来てくれた。
08時02分 こだまに乗るつもりだったが、小生、乗車券を家に忘れて仕舞ったことに気づき、小生だけ水藤君ご夫妻のご厚意で奥様にもう一往復して貰い、小生は08時47分豊橋駅発のひかりで追っかけた / 結果、新横浜駅には、小生の方が水藤君と飯田君【時習26回 3-2】より6分早い09時52分に到着して、彼等2人を待った。
10時45分 北鎌倉駅着‥集合時間の11時15分の30分前に到着
11時15分 北鎌倉駅発→徒歩10分→
11時25分 明月院着
花の寺と言われるだけあって紫陽花が綺麗に咲いていたが、拝観者の多いのには驚いた。
[03]明月院入口にて
[04]境内の紫陽花と多くの参拝客
[05]開山堂の前にて
[06]花の寺の案内
[07]北鎌倉駅近くにあった案内看板
11時45分 明月院発→徒歩15分→
12時00分 円覚寺着
[08]円覚寺入口にて
[09]山門(三門)
[10]仏殿
[11]【国宝】舎利殿1
[12]同上2
[13]同上解説板
[14]舎利殿前にて
[15]【国宝】洪鐘(おおがね)=梵鐘
[16]同上解説板
[17]【国宝】洪鐘前にて〜福井君【時習26回 3-9】と
12時35分 円覚寺発→徒歩10分→
12時45分 昼食処 鉢の木 北鎌倉店着
[18]鉢の木 北鎌倉店
[19]桂 ¥3,600円‥昼食〔お品書き〕‥
[20]桂の膳の一部1
[21]同上2
[22]同上3
14時00分 鉢の木発→徒歩10分→
14時10分 東慶寺着
[23]東慶寺境内にて〜飯田君(左)・福井君(右)と
[24]東慶寺入口にて〜水藤君と
14時27分 東慶寺発→徒歩12分→
14時40分 建長寺着
[25]建長寺入口にて
[26]建長寺 三門
[27]同上解説板
[28]建長寺 仏殿と柏槇(びゃくしん)
[29]同 唐門にて
[30]同 同上〜同行者の面々と
[31]同 方丈庭園
15時10分 建長寺発→徒歩15分→
15時25分 鶴岡八幡宮着
[32]鶴岡八幡宮にて1
[33]同上2
15時35分 鶴岡八幡宮発→徒歩15→鎌倉駅→大船駅→関内着→徒歩→
17時21分 懇親会場 菜香 着
[34]横浜中華街入口
[35]懇親会場 菜香 前にて1
[36]同上2
17時30分 懇親会開始
[37]時習26回生卒業45周年記念懇親会 in 横浜2019 全体写真
[38]挨拶する東京支部代表幹事 黒柳律雄君【3-10】
[39]林T晴【3-6】君と
[40]中島(六峰)H恵さん・高木(河合)M美さん【3-4】、森田S子さんと
[41]岩井H【3-9】君と
[42]渡辺博司【3-9】君と
[43]吉福(小出)Yり【3-6】さん、槇田(大須賀)H枝【3-10】さん、中嶋Y行君と
[44]大谷昌代【3-6】さん、長坂(山口)Y美子さんと
[45]鈴木T昌【3-8】君、岡田(伊藤)K子【3-3】さん、太田N孝【3-10】君と
[46]山田Yり【3-6】さんと
[47]黒柳(鈴川)N子【3-4】さん、竹中(千田)N子【3-9】さん、今泉(伴野)Y子【3-6】さんと
[48]水沼(坂寄)K子【3-10】さん、松平(大橋)K代【3-1】さん、渡辺(渡辺)S美子【3-7】さんと
[49]雨に濡れた中華街
20時00分 一次会閉会‥小生は明日勤務なので此処で辞去した。
【小生comment】
一泊二日の学年同窓会だったが、二日目が月曜日では如何ともし難く、日帰りで帰宅した。
次回は、5年後、又豊橋支部が当番幹事で、母校時習館高校のOB総会を、第51回生と一緒に取り仕切ることになる。
【後記】今日の拙宅の紫陽花の様子‥
【前書】満開になった拙宅の紫陽花の前にて / 紫陽花は沢山の別名がある
紫陽花は「四葩(よひら)」「七変化(しちへん(げ))」「手毬花(てまりばな)」 悟空
「八仙花(はっせんか)」もそうだ
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