2019年12月18日水曜日

【時習26回3−7の会 0788】~「松尾芭蕉:俳諧七部集『あら野』から〔第07回/第51句~60句〕」「12月07日:刈谷市美術館『美しき日本の美』→鞍ヶ池アートサロン『女性日本画家たちとその周辺~美の系譜~』展→らあめん専門店『陣屋』→三菱UFJ銀行貨幣資料館『廣重 復刻版画/六十余州名所図絵』を巡って」「12月08日:三井住友会場しらかわホール『三浦一馬(Bandoneon)・上野耕平(Saxophone)Super Duo&山中淳史(Piano)Trio Ricital』を聴いて」「12月14~15日:賢人会旅行『西国三十三所観音巡礼 第2弾:《初日》「2番札所:紀三井寺(金剛宝寺)」「3版札所:粉河寺」他を巡って』~【初日】」

■皆さん、お変わりありませんか? 今泉悟です。今日も【時習26回37の会 0788】号をお届けします。
 今日最初の話題は、松尾芭蕉(1644-94)「俳諧七部集『あら野』から〔第07回/第51句~60句〕」をご紹介する。

51 それがしも月(つき)見る中(うち)の獨(ひとり)かな  湍水(1)
 
【意】皆が此の美しく光る月を見ている / 私も其の中の一人だ
【解説】季語:月見る=秋 /
(1)湍水(たんすい)(生没年不詳):尾張国の人 /『あら野』などに入句
 
52【月】ひとつばひとりがちなる【今宵(こよひ)】哉  一雪(1)
 
【意】今宵「中秋の名月」にあたり、詩歌・俳句に人々はものにしようと競っている / 此れは結局一つの月を独り占めしようということなのではないか‥
【解説】季語:【月・今宵(つきこよひ)】=【「陰暦八月(=仲秋)」十五日(=中秋)】の満月=秋 /
(1) 椋梨一雪(むくなし いっせつ)(生年不詳):山城国京の人 / 江戸や阿波にも住んだ / 通称:三郎兵衛 / 別号:牛露軒 / 貞徳門下 /『あら野』に入句
 
53 (あめ)の月どこともなしの薄(うす)あかり  越人(1)
 
【意】せっかくの秋の月の夜だが雨に降られて見ることが出来ない / でも、何処となく明るく感じられる
【解説】季語:月=秋 /
(1)越智越人(おち えつじん)(1656(明暦02)-?):北越の人 / 越智十蔵 / 別号:負山子:槿花翁等 /『春の日』の連衆の一人、尾張蕉門の重鎮 /『更科紀行』にて芭蕉に同行し、其の儘江戸迄同道 / 1箇月後の作品『芭蕉庵十三夜』にも登場
 芭蕉の、越人評は高く、『笈の小文』で伊良子・保美に隠遁中の杜國を芭蕉と共に尋ねている
 
54 けうとさ(1)に少(すこし)(わき)むく月夜(つきよ)哉  昌碧(2)
 
【意】月のあまりの美しさに何となく怖くなって、辺りを見回して仕舞った
【解説】季語:月夜=秋 /
(注1)気疎(けうと)(=きょうとさ):恐ろしいといった意味の雅語
(2)昌碧(しょうへき)(生没年不詳):尾張国名古屋の人 / 1687(貞亨04)11月『笈の小文』の旅の折、蕉門に入る /『あら野』などに入句
 
55 ()わたり(1)の宵(よひ)はさびしや月の影(かげ)  津島市柳(2)
 
【意】新しい家に引越して来た夕方、月の光はいつもと変わらず差し込んで来る / ‥すると、急に寂しさが募って来た
【解説】季語:月の影=秋 /
(1)屋わたり:転居・引越しのこと
(2)市柳(しりゅう)(生没年不詳):尾張国津島の人 /『あら野』に入句
 
56 (=)かしげにほめて詠(ながむ)る月夜(つきよ)哉  一髪(1)
 
【意】月を見に外に出てみると既に先客がいる / 月を愛でる挨拶句を詠もうとするがどうも巧くいかない
【解説】季語:月夜=秋 /
(1)一髪(いっぱつ)(生没年不詳):美濃国の人 /『あら野』等に幾つか入句あるも詳細不明
 
57 どこまでも見とを(=)す月の野中(のなか)哉  長虹(1)
 
【意】月の美しい夜、広い野原を歩く / 夜にも拘らす遥か彼方迄見渡せる
【解説】季語:月=秋 /
(1)長虹(ちょうこう)(生没年不詳):尾張国名古屋城北(=名古屋市東区杉村町西杉)、杉の薬師堂住職(現 解脱寺) / 芭蕉が『笈の小文』を終え、『更科紀行』に旅立つ間名古屋に滞在した1688(貞亨05)720日 此処で歌仙興行 /「粟稗にとぼしくもあらず草の庵」等を詠む
 
58 (たうげ)(まで)(すずり)(かかへ)て月見(つきみ)かな  任也(1)
 
【意】今宵こそあの峠で月を楽しみ必ず一句つくるぞと勇んで出かけたが、月のあまりの美しさに句は出来なかった / 持参した硯は使わない儘お荷物になって仕舞ったヨ
【解説】季語:月見=秋 /
(1)正田任也(しょうだ にんや)(生没年不詳):尾張国名古屋の人 /『あら野』などに入句
 
59 (ひと)つ屋()やいかい(1)こと見るけふのつき  龜洞(2)
 
【意】隣近所のない一軒家 / 名月を存分に味わっている
【解説】季語:けふのつき=秋 /
(1)いかい:大きい、沢山、存分に、等の意
(2)武井亀洞(たけい きどう)(?-1687(貞亨04).11):尾張国名古屋の人 /『春の日』に初出 / 越人の弟子と言われる /『あら野』・『庭竈集』等に入句
 
60 名月は夜()(あく)るきはもなかりけり  越人
 
【意】名月はあまりに明るいので、夜明け(=「夜と昼の際(きわ)=(さかい)」が分からない位だ
【解説】季語:名月=秋 /
 
【小生 comment
 次回は、俳諧七部集『あら野』から〔第08回/第61句~70句〕をご紹介する。お楽しみに!
 
■続いての話題は、「1207日:刈谷市美術館『美しき日本の美』→鞍ヶ池アートサロン『女性日本画家たちとその周辺~美の系譜~』展→らあめん専門店『陣屋』→三菱UFJ銀行貨幣資料館『廣重 復刻版画/六十余州名所図絵』を巡って」についてお伝えする。

 今日は、月一回の名古屋市東区徳川にあるN歯科医院へ歯科健診に行って来た。
 其のついでに、「刈谷市美術館『すばらしき日本の美』展→トヨタ鞍ヶ池記念館・鞍ヶ池アートサロン『女流日本画家たちとその周辺』展→らあめん専門店『陣屋』→N歯科医院→三菱UFJ銀行貨幣資料館『廣重 復刻版画 六十余州名所図絵』展」と巡って来た。

0500分 起床→腹筋2,000
0600 2.5kg木刀素振り60
0700分 入浴→朝食
0805分 拙宅発→一般道56km 70分→
0915分 刈谷市美術館着
 
【刈谷市美術館『すばらしき日本の美』展】1
 
[01]刈谷市美術館前にて1

[02]同上2
                  
[03]同館内展覧会場入口にて1

[04]同上2
                  
[05]和田英作『神奈川風景』1893年〔今回、当館初公開〕

[06]同『東海道の松並木』1948
                  
[07]鬼頭鍋三郎『舞姿』1981

[08]平川敏夫『暮雪叢林』1988
                  
[09]伊藤彬『花姿月姿』1998

[10]林功『謐(ひつ)1996
                  
0947分 刈谷市美術館発→一般道27 58分→
 
【小生comment
 本企画展の題名の通り、著名画家に拠る「素晴らしい日本の美しさ」を実感出来た展覧会だった
 
1045分 トヨタ鞍ヶ池記念館・鞍ヶ池アートサロン着
 
【鞍ヶ池アートサロン『女流日本画家たちとその周辺』展】1
 
[11]トヨタ鞍ヶ池記念館入口近くの本企画展看板前にて

[12]鞍ヶ池アートサロン入口近くの本企画展看板前にて
                  
[13]鞍ヶ池アートサロン入口にて1

[14]同上2
                    
[15]上村松園(1875-1949)『つれづれ』1940

[16]小倉遊亀(1895-2000)『牡丹』1971
                  
[17]片岡球子(1905-2008)『めでたき富士』1997

 今日は、11時から本企画展について gallery talk があり、展示されていた、上村松園・小倉遊亀・片岡球子・秋野不矩の4人の文化勲章受章者と、とくに女性ファンに人気絶大だった堀文子(1918.07.02-2019.02.05)の計5人の作品と、彼女等の師弟や家族の作品の傑作が展示されていた
 本企画展は、2箇月前の1005日以来2回目の訪問である
 小生、鞍ヶ池アートサロンに企画展毎拝観に訪れる様になって10年程経つが、今回の企画展が質の高さで最高の展覧会だと断言出来る
 帰り際に、主催者の責任者に「小生、10年間鞍ヶ池アートサロンの企画展を見続けているが、本企画展が最高だと思う」と伝えたら、恐縮されていた
 
1150分 トヨタ鞍ヶ池記念館・鞍ヶ池アートサロン発→一般道35 80分→
1310分 らあめん専門店『陣屋』着
 
【らあめん専門店『陣屋』】
 
[18]オズモール入口にて
                  
[19]らあめん専門店『陣屋』入口にて

[20]小生の超定番「味噌チャーシュー麵」
                  

1355分 らあめん専門店『陣屋』発→500m 5分→
1405分 N歯科医院着
1440分 N歯科医院発→一般道1km 5分→
1445分 三菱UFJ銀行貨幣資料館着

【三菱UFJ銀行貨幣資料館『廣重 復刻版画 六十余州名所図絵』展】1
 
[21]三菱UFJ銀行貨幣資料館前にて

[22]同館内入口にて
                  
[23]貨幣cornerにて「包銀(つつみぎん)

 江戸時代の銀貨は高額な取引の場合、梱包した儘の状態で使用され、此れ等を「包銀(つつみぎん)」と呼んでいた
 銀貨の塊(かたまり)を和紙で頑丈に包み、表面には金額と封印者の名前が書かれ、中身を確かめることなく封印者の信用で流通していた〔以上、資料館当該箇所のcaptionより転記〕
 
[24]嘉永一朱銀(1853(嘉永6))()・天保二朱金(1832(天保3))()・天保一分銀(1837(天保8))()
                  
[25]元・明の貨幣~明:「萬暦通宝(1576)(左下)・「洪武通宝(1368)(右上)・「永楽通宝(1408)(右下)

【三菱UFJ銀行貨幣資料館『廣重 復刻版画 六十余州名所図絵』展】2
 
[26]本企画展leaflet
                  
[27]歌川広重『山城/あらし山 渡月橋』

[28]同『大和/立田山 龍田川』
                  
[29]同『河内/枚方 男山』

[30]同『伊賀/上野』
                  
【三菱UFJ銀行貨幣資料館『廣重 復刻版画 六十余州名所図絵』展】3

[31]同『伊勢/朝熊(あさま)山 峠の茶屋』

[32]同『尾張/津嶋 天王祭り』

                  
[33]同『三河/鳳来寺 山巌(さんがん)

[34]同『遠江/濱名之湖 堀江舘山寺 引佐之細江』
                  
[35]同『駿河/三保のまつ原』

1506分 三菱UFJ銀行貨幣資料館近くのcoin駐車場発→一般道84 2時間08分→
1714分 帰宅〔了〕
 
■続いての話題は、「1208日:三井住友会場しらかわホール『三浦一馬(Bandoneon)・上野耕平(Saxophone)Super Duo&山中淳史(Piano)Trio Ricital』を聴いて」についてお伝えする。
 其の日は、「三浦一馬(Bandoneon)・上野耕平(Soprano Sax / Alto Sax / Baritone Sax)・山中惇史(Piano)Trio Recital に行って来た模様についてお伝えする。

 
0630分 起床→腹筋2000
0730 2.5kg木刀素振り60
0845分 拙宅の庭木の剪定2時間
1045分 入浴→brunch
1140分 拙宅発→一般道&東名高速・伊勢湾岸・名古屋高速 85 1時間18分→
1258分 三井住友海上しらかわホール前駐車場着
1305分 三井住友海上しらかわホール着
 
【三浦一馬(Bandoneon)&上野耕平(S.A.Br. Saxophone) Super Duo & 山中惇史(Piano) Recital1
 
[36]三井住友海上しらかわホール入口にて
                  
[37]本演奏会leaflet

[38]三浦一馬・上野耕平・山中惇史の略歴
                  
[39]演奏会前の会場1

[40]同上2〔舞台〕
                  
 演奏曲目と演奏者・楽器は以下の通り。

[1] J.S. Bach : G線上のアリア BWV1068
 三浦一馬(Bandoneon)・上野耕平(Sprano Saxophone)・山中惇史(Piano)
[2] J.S. Bach : パストラーレ in F Major BWV590 ~第2楽章・第4楽章
 三浦一馬(Bandoneon)独奏
[3] J.S. Bach : トッカータ in D Major BWV912
 山中惇史(Piano)独奏
[4] J.S. Bach : 無伴奏Violin パルティータ第2 in d minor BWV1004 ~シャコンヌ
 上野耕平(Alto Saxophone)独奏

 〔休憩20分〕

[5-1]ピアソラ:デカリシモ
 三浦一馬(Bandoneon)・上野耕平(Baritone Saxophone)・山中惇史(Piano)
[5-2]ピアソラ:レオノーラ愛のテーマ
 三浦一馬(Bandoneon)・上野耕平(Alto Saxophone)・山中惇史(Piano)
[5-3]ピアソラ:孤独の歳月
 三浦一馬(Bandoneon)・上野耕平(Baritone Saxophone)・山中惇史(Piano)
[5-4]ピアソラ:鮫
 三浦一馬(Bandoneon)・上野耕平(Alto Saxophone)・山中惇史(Piano)
[5-5]ピアソラ:フーガと神秘
 三浦一馬(Bandoneon)・上野耕平(Alto Saxophone)・山中惇史(Piano)
[5-6]ピアソラ:ブエノスアイレスの冬
 三浦一馬(Bandoneon)・上野耕平(Alto Saxophone)・山中惇史(Piano)
[5-7]ピアソラ:リベルタンゴ
 三浦一馬(Bandoneon)・上野耕平(Baritone Saxophone)・山中惇史(Piano)
 
 上野耕平君は1990年生まれで、8歳から吹奏楽部でSaxophoneを始め、東京藝術大学器楽科を卒業後、第28回日本管打楽器コンクールSaxophone部門で史上最年少で第1位並びに特別大賞を受賞した逸材。Violinでも難曲で知られる Bachのシャコンヌを確かな技量で流麗に演奏し切った。
 三浦一馬君も上野君と同い年の1990年生まれで、10歳からBandoneonを始め、2006年に別府アルゲリッチ音楽祭にてBandoneonの最高峰ネストル・マルコーニに出会う。
 其の後、自費でArgentineに渡り、現在に至る迄マルコーニに師事 / 2008年国際ピアソラ・コンクールにて日本人初、史上最年少の準優勝受賞。
 山中惇史君は、愛知県岡崎市出身で、東京藝術大学音楽学部作曲家を経て同大学院音楽研究科修士課程作曲専攻終了。第26回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第1位受賞。現在、同大学音楽学部器楽科piano専攻に在学中。
 
[41]Programを手にホワイエにて

[42]演奏会program
                  
[43]Soprano Saxophone

[44]Alto Saxophone
                  
[45]Baritone Saxophone

[46]Encore曲「ピアソラ/オブソヴィン」と記された看板横にて
                  
[47]sign会場での三浦一馬君

[48]同上 上野耕平君
                  
[49]同上 山中惇史君

[50]上野耕平君()と山中惇史君()
                  
【小生comment
 小生、一度Saxophoneの生演奏で、J.S. Bachの無伴奏Violin Sonata & Partitaを聴いてみたかったので、上野耕平君のAlto Saxophneでシャコンヌを聴けて本当に良かった。
 ピアソラのBandoneonCDDVDは数枚持って、幾つかの名曲も知っているが、彼の名曲群を生演奏で聴いたのは今回が初めてだ。
 とてもいい記念になるmatineeだった。
 
1550分 三井住友海上しらかわホール前駐車場発→一般道・名古屋高速・東名高速80 1時間36分→
1726分 帰宅 走行距離計 165km〔了〕
 
■続いての話題は、「1214()15():賢人会旅行『西国三十三所観音巡礼 第2弾:《初日》「2番札所:紀三井寺(金剛宝寺)」「3版札所:粉河寺」他を巡って』」についてお伝えする。
 小生、時習26回生の同期の中嶋君【3-3】・谷山君【3-3】、そして彼等と一緒に三河城郭史談会(=お城巡りの会)の仲間の青木さんと四人で、此処10年程一緒に城跡&社寺仏閣巡りをしている。『賢人会』という分不相応の会名は谷山君の命名だ。
 猶、谷山君は、現在奥様の苗字に変更され、今泉が正式な姓だが、小生と同じで判別出来なくなるので、四人間では旧来の谷山君で通している。
 以下、原則、小生が作成した行程表通りに行動した。
 
 1214()「賢人会旅行【初日】」
 
0345分 起床→腹筋2000
0445 2.5kg木刀素振り
0545分 入浴→朝食
0630分 中嶋君が迎車
 
20191224()-25()『賢人会旅行』★

 1214()‥【初日】‥

0600分 中嶋宅発→一般道11.3km 24分→
0625分 青木宅発(中岩田3丁目)→一般道1.7km 4/累計13km
0630分 今泉宅発→一般道9.6km 20/累計22.6km
0650分 谷山(今泉)宅発→一般道→音羽蒲郡IC→東名→豊田JCT→伊勢湾岸→四日市JCT→新名神→草津JCT→名神→瀬田東JCT→京滋バイパス→久御山JCT→第二京阪→門真JCT→近畿自→松原JCT→阪和自→(10:23@15分トイレ休憩(=伊勢湾岸 刈谷SA、新名神 土山SA=)230分間→
1023) 和歌山IC→一般道(国道24 1.2km) 走行距離計287.1km/累計309.7km 高速道路料金ETC 6,880(@1,720円←帰路最終SAにて精算~@1,720円×3人=5,160円①を中嶋君へ‥①)
1135分 丸長 和歌山インター店〔1100分開店〕着〔lunch @1,000(/累計2,720)を会費より各人へ、過不足は自己責任‥因みに、日替わりランチ@880円 /駐車場:無料【会計残高:88,000円】〕
 
【昼食:丸長 和歌山インター店にて】
 
 丸長 和歌山インター店 URL : http://www.marucho.co.jp/kaisen/kaisen-i/higawari-i.html
 住所:和歌山市栗栖1115-1 TEL 073-474-7800
 
[51]丸長 和歌山インター店前にて1

[52]同上2
                  
[53]同店内にて 乾杯!

[54]同 小生が注文した煮魚(カンパチの兜)定食 \1,200
                  
[55]同 谷山君と

1230分 丸長 和歌山インター店発→一般道9.4km 19/累計319.1km
1253 Coin駐車場 リパーク和歌山紀三寺着(@100/30分‥120分→400円~@100(/累計2,820))
1255分 リパーク和歌山紀三井寺発→徒歩460m 7分→
1202分 ★西国二番札所:金剛宝寺護国院(紀三井寺)着〔拝観料@500+御朱印代@300(/累計3,620)【会計残高:84,800円】〕
 
【小生comment
 カンパチの兜の煮魚定食は美味しかった。
 魚眼にあるDHAも確り頂いて何だか若返った様な気持ちになった。()

【西国二番札所:紀三井山 金剛宝寺護国寺護国院(=紀三井寺=)

 金剛宝寺護国院(紀三井寺) URL : http://www.kimiidera.com/
 住所:和歌山市紀三井寺1201 / 電話:073-444-1002
 真言宗山階派に属したが、1948年に独立して救世観音宗総本山を名乗り現在に至る。
 本尊は十一面観音。
 
[56]金剛宝寺【重文】楼門(1509年建立)前にて(写真左から谷山・中嶋・小生・青木さん)
                  
[57]同 本堂に向かう『結縁坂(けちえんざか)()にて(写真左から小生、谷山、中嶋)

[58]同 本堂(1759年建立)前にて
                  
[59]同 新仏殿「大千手十一面観世音菩薩像」(20085月落慶法要)

[60]同 新仏殿欄干にて
                  
()『結縁坂』のepisode
 「江戸時代の豪商 紀ノ国屋文左衛門(1669-1734)は、紀州に生まれ、貧しくも孝心篤い青年として育った。
 或る日、観音参りのため母を背負い紀三井寺の表坂を登っていた処、草履の鼻緒が切れて仕舞った。
 困っていた文左衛門を見て、鼻緒をすげ替えたのが、紀三井寺至近の玉津島神社宮司の娘「かよ」だった。
 此の事が縁で、文左衛門とかよの間に恋が芽生え、二人は結ばれた。
 更に後年、文左衛門は宮司の出資金で船を仕立て、蜜柑と材木を江戸へ運び豪商への道を歩んで行った。
 爾来、此の紀三井寺の表坂は『結縁坂』と呼ばれる様になった」。
 
1335分 紀三井寺発→徒歩460m 7分→
1341分 リパーク和歌山紀三井寺着‥駐車料金@400円支払い【会計残高:84,400円】
1343分 リパーク和歌山紀三井寺発→一般道22.6km 43/累計341.7km
 
【小生comment
 紀三井寺は、二回目の訪問になる。
 新仏殿の「大千手十一面観世音菩薩像」は、現在日本一大きい十一面観音像だそうだ。
 
【西国三番札所:風猛山 粉河寺】

1500分 ★西国三番札所:風猛山 粉河寺着〔拝観料:無料(但し内陣@300円必要)/拝観時間~1700分/駐車場:有100台‥駐車料金@500 + 御朱印代@300/累計4,720円【会計残高:80,000円】〕

 粉河寺 URLhttps://www.jalan.net/kankou/spt_30322ag2130010963/
       https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%89%E6%B2%B3%E5%AF%BA
 住所:紀の川市粉河2787/ 電話:0736-73-4830
 粉河寺一般駐車場 URLhttps://xn--u9jz20hwcs3xlh58cua856oh20gnwk5q3a.net/wakayama/827.html

 粉河寺の本尊は、千手千眼観音菩薩。
 770(宝亀元)年 大伴孔子古(くじこ)の創建とされる。
 本尊千手観音像は絶対の秘仏。「お前立ち」像も秘仏である。
 
[61]粉河寺 大門前にて

[62]同 中門前にて
                  
[63]同 粉河寺庭園

[64]同 本堂と其の前の粉河寺定年前にて
                  
[65]同 踞木地(きょぼくち)の楠(本堂東側)前にて


【小生comment
 粉河寺の境内の広さに先ず驚いた。
 そして、本堂手前にある粉河寺庭園の雄大な石組みにも驚かされた。
 更に又、本堂東側にあった踞木地(きょぼくち)の楠の大きさにも‥
 
1545分 粉河寺発→一般道 9.7km 10/累計351.4km
1608分 岩出市民俗資料館着
 
【岩出市民俗資料館】
 
 岩出市民族資料館 URLhttp://www.city.iwade.lg.jp/minzoku/
 住所:岩出市根来2306-1 / 電話:0736-63-1499
 此の資料館は、翌日に訪れる予定の根来寺前の無料駐車場の一角にあった。
 
[66]岩出市民俗資料館前にて
                  
[67]伝「徳川吉宗川遊図屏風(右隻)

 父徳川光貞(1627-1705)が吉宗(1684-1751)を連れて岩出御殿前で紀の川で遊ぶ様子を描いたものと伝わる

[68]根来寺の令和元年930日付【重文】指定についての解説1
                  
[69]同上

[70]根来塗(ねごろぬり)1
                  
[71]同上2

[72]同上3
                  
[73]同上4

 鎌倉時代、高野山内対立で紀伊国根来寺(現 和歌山県岩出市)に本拠を移した新義真言宗の僧徒が、寺内で使用する為に製作した漆器が源で、爾来、「朱漆器」が『根来塗』と呼ばれる様になった由。
 古い「朱漆器」で表面の朱漆が摩滅し下地に塗られた黒漆が所々露出し、模様の様に見えることが多い。
 1585(天正13)年 豊臣秀吉の根来攻めに撚り、当地の多くの漆器職人達が、海南黒江、輪島、薩摩等に移住し、各地に漆器の技法が伝播して行った。
 
1620分 岩出市民俗資料館発→一般道 9km 20 360.4km
1640分 西行法師像着〔紀の川市窪144
 西行法師像URLhttp://www.city.kinokawa.lg.jp/kanko/ ^_^culture/saigyouhousizou.html
 
【歌聖 西行法師像(1118-90)
 
[74]西行法師像前にて
                  
[75]西行法師像1

[76]同上2〔拡大〕
                  
[77]歌聖 西行法師 解説板

[78]藤原璋子(しょうし/たまこ(1101-1145))
                  

 西行法師【俗名:佐藤義清(のりきよ)】は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての代表的歌人。
 佐藤氏は、田仲荘、池田荘【旧 打田(うちた)町】の在地領主で、代々京都に出仕して左衛門尉(さえもんのじょう)や検非違使等の官職を務めた。
 西行も1135(保延(ほうえん)) 18歳で左衛門尉となり、北面の武士として鳥羽上皇を護衛していたが、1140(6) 23歳で突然出家した。
 出家後は、歌道の研鑽或いは諸国行脚(あんぎゃ)の日々を送り、宗教・文学・政治・芸能等、当時の文化の全領域に活躍。
 西行が育ったとされる紀の川市竹房(たけぶさ)は、現在地から東へ500mに位置し、附近には『佐藤城址』という通称名が遺り、往時の佐藤氏の隆盛を窺わせる。
 西行は、1190(建久元) 73歳で、河内国弘川寺(ひろかわでら)【大阪府河南町】にて没した。
〔以上、紀の川市教育委員会/西行法師像脇の解説板より引用〕
 
【小生comment
 西行法師というと、佐藤義清時代に突然出家した謎に絡んだ、鳥羽天皇(1103-56)中宮藤原璋子(=待賢門院)との隠れたlove romanceを想像して仕舞う。
 
1645分 西行法師像発→一般道 9.2km 17/累計363.7km 369.6km
1710分 根来温泉国分屋着

【宿泊旅館:根来温泉 国分屋】

 根来温泉国分屋URLhttp://www.kokubuya-wakayama.com/


 宿泊料金:@12,500円+@1,200(ビール・酒代@600×2)=13,700/累計18,420円【会計残高:25,200円】
 
[79]国分屋 晩餐にて1

[80]同上2
                  
[81]同 朝食にて

[82]国分屋のご主人と
                  
[83]出立前、国分屋の駐車場から国分屋玄関をback

【小生comment
 国分屋の主人夫妻と語らった晩餐は思い出に残る楽しいひとときだった。
 
【後記】『西国三十三所霊場(札所)』は、ご本尊が全て観世音菩薩である。そして、此れ等寺院が33箇所あるのは、現世の衆生を救う為に観世音菩薩が33の姿に変化されることに由来する。
 此の西国三十三観音霊場を全て巡れば、現世で犯した全ての罪業が消滅し極楽往生出来る、とされる。
  奈良時代が起源とされる此の巡礼は、996(寛和02)年に出家された花山法皇が巡礼したことで有名になった。
  大僧正 行尊(10571136)が此の巡礼をした記録もあり、此の頃既に確立していたものと見られる。
  御詠歌の発祥は不明である。ただ、いずれの御詠歌も、巡礼する庶民に解り易く仏の存在を知らしめ、祀られている観世音菩薩の功徳を讃えている。
 因みに、第1番~第3番の御詠歌は以下の通り
 
第一番 那智山 青岸渡寺(那智山寺) 和歌山県

補陀洛(ふだらく)や 岸うつ波は 三熊野(みくまの)の 那智のお山に ひびく滝津瀬


古郷(ふるさと)を はるばるここに 紀三井寺(きみいでら) 花の都も 近くなるらん
 
第三番 風猛山 粉河寺  和歌山県

父母(ちちはは)の 恵みも深き 粉河寺(こかわでら) ほとけの誓ひ 頼母(たのも)しの身や

[84]粉河寺本堂にて我等4人分の朱印帳を書いて貰っている谷山君
                  

[85]御朱印帳『第1番/那智山/青岸渡寺(那智山寺)』和歌山県

[86]同『第2番/紀三井山/金剛宝寺護国院(紀三井寺)和歌山県
                  
[87]同『第3番/風猛山/粉河寺』和歌山県

[88]同『第4番/槇尾山/施福寺』和歌山県
                  

 ブログへは【0626】号迄のback numberURL:http://jishu2637.cocolog-nifty.com/blog←此処をclickして下さい

0 件のコメント:

コメントを投稿