■皆さん、お変わりありませんか? 今泉悟です。今日も【時習26回3−7の会 0851】号をお届けします。
今日最初の話題は、松尾芭蕉(1644-94)「俳諧七部集『あら野』から〔第69回/巻之八~第671句~680句〕」をご紹介する。
671 齋(とき)(注1)に来(き)て庵(いほ)一日(いちにち)の清水(しみづ)哉(かな) 加賀 一笑(注2)
【意】法要を開催し僧侶と草庵で食事をしていると、何故か清冽(せいれつ)な清水で洗われた様な清々しい心地になる
【解説】季語:清水=三夏 /
(注1)斎(とき):法会の際に出される食事 / 施食(せじき) / 又、法要・仏事其のものを言う
(注2)小杉一笑(こすぎ いっしょう(1652-88.12.28(元禄01.12.06(享年36歳))):加賀国金沢の人
/ 小杉味頼 / 通称:茶屋新七 / 貞門から1687(貞亨04)年頃より蕉門に入門
/『奥の細道』の途次、芭蕉は一笑の死を知り、金沢で追善句会を開催し、「塚も動け我が泣く声は秋の風」と彼の死を悼んだ
十如是(注1)
(注1)十如是(じふにょぜ):法華経方便品(ほうべんぼん)に出て来る十の言葉 / 即ち、如是「相、性、体、力、作、因、縁、果、報、本末究竟」の十を言う
/ 存在するものは全て此の「十如是」の関係に於いて、相互に資(たす)け乍ら因果となって存在する、と説く
/
672 おもふ事(こと)ながれて通(とほ)るしみづ哉(かな) 荷兮(注1)
【意】存在の心理を体得(=「十如是」の因果が成立)すれば、森羅万象は清い清水が流れる様に融通無碍(ゆうずうむげ(注2))の世界となる
【解説】季語:しみづ=三夏 /
(注1)山本荷兮(やまもと かけい(1648(?)-1716.10.10(享保元年08月25日(享年69歳))):本名:山本周知 / 尾張国名古屋の医者 / 通称:武右衛門・太一・太市
/ 別号:橿木堂・加慶 / 1684(貞亨元)年以来の尾張国名古屋蕉門の重鎮
/ 後年、内紛に撚り芭蕉と袖を分かつ / 荷兮のstanceは保守的で、芭蕉の唱導した俳諧革新、中でも「軽み」には迎合出来なかった
/ 離反前は、『冬の日』、『春の日』、『阿羅野』等の句集を編纂 /芭蕉が『更科紀行』出立に際しては、奴僕を提供する等、旅の安全も支援している
(注2)融通無碍:一定の考え方に捉われることなく、どの様な事態にも滞りなく対応出来ること
即身即佛(注1)
(注1)卽三卽佛(そくしんそくぶつ):生き乍ら現世で成仏すること
/ 天台・真言の密教と教え
673 夏陰(なつかげ)(注1)の昼寐(ひるね)はほんの佛(ほとけ)哉(かな) 愚益(注2)
【意】夏木陰で昼寝をする / 其の木陰の涼しさは此の世の極楽だ / 此れが密教の説く「即身成仏」と言うものであろうか‥
【解説】季語:夏陰=夏 /
(注1)夏陰:夏季の樹木が作り成す涼しい木陰 / 歌語
(注2)愚益(ぐえき):人物について不詳
674 ほころびや僧(そう)の縫(ぬひ)お(=を)る夏衣(なつごろも) 鼠彈(注1)
【意】僧侶が独り僧堂で夏の薄い衣の破れを繕っている‥
【解説】季語:夏衣=三夏 /「僧堂・薄衣・貧僧」の複合的 image から涼しそうな場面が浮かぶ
(注1)鼠弾(そだん(生没年不詳)):尾張国名古屋浄土寺の僧侶 /『あら野』・『あら野後集』・『其袋』等に入句
675 おどろくや門(かど)もてありく施餓鬼(せがき)(注1)棚(だな) 荷兮
【意】いきなり門前で出くわしたのが、施餓鬼棚を運んでいる処だったので吃驚した!
【解説】季語:施餓鬼棚=初秋 /
(注1)施餓鬼(せがき)棚:「施餓鬼」とは、盂蘭盆会の旧暦七月朔日~十五日に亘り餓鬼道に落ちて苦しむ亡者の為に、飲食物等を供える宗教行事
/ 其の為に設置する供養棚が「施餓鬼棚」
676 折(をり)かけ(注1)の火(ひ)をとるむしのかなしさよ 探丸(注2)
【意】供養の為の盆灯籠の灯の中に飛び込んで焼け死ぬ虫たちの哀れさよ / 提灯は餓鬼道に迷い込まない様に死者を導く灯りなのに其の盆灯籠の火で死んで仕舞うとは‥
【解説】季語:折かけ=初秋 /
(注1)折かけ(をりかけ):墓等に飾る盆灯籠・盆提灯のこと
(注2)藤堂探丸(1666(?)-1710.07.30(とうどう たんまる)):芭蕉の元主君藤堂蝉吟の忘れ形見 藤堂新七郎良長 / 藤堂新七郎家第三代目当主 / 俳号:探丸(たんまる) / 父同様、俳諧を愛した / 芭蕉に心酔、芭蕉の帰郷を楽しみにしていた
/ 25歳で早世した父同様、探丸も45歳で没した
677 石籠(いしかご)(注1)に絶(=施)餓鬼(せがき)(注2)の棚(たな)のくづれ哉(かな) 文里(注3)
【意】(川)施餓鬼棚の残骸が、流れ切れずに石籠に引っ掛って崩れている / 供物は果たして亡者に届いたのだろうか?
【解説】季語:施餓鬼=初秋 /
(注1)石籠:護岸の為長い籠に石を詰めて川辺に積んだもの / 蛇籠(じゃかご)とも
(注2)絶(=施)餓鬼:「施餓鬼」のこと
/ 前掲675 とどろくや‥の下の句の「施餓鬼」に同じ
(注3)文里(ぶんり):人物については詳細不詳
678 魂祭(たままつり)舟(ふね)より酒(さけ)を手向(たむけ)けり 龜洞(注1)
【意】今日は七月十五日、魂祭の日 / 川舟に乗り、一杯やろうと思って持参したお酒を川に手向けてやった
/ 川で溺死した餓鬼共の為に‥
【解説】季語:魂祭=初秋 /
(注1)武井亀洞(たけい きどう(?-1687(貞亨04年11月)):尾張国名古屋の人
/『春の日』に初出 /越智越人の弟子と言われる /『あら野』・『庭竈集』等に入句
679 たままつり道(みち)ふみあくる(注1)野菊(のぎく)哉(かな) 卜枝(注2)
【意】盂蘭盆の日、野菊が咲き乱れている普段はあまり通ることの無い野道を踏み分け乍ら歩いていく
【解説】季語:たままつり=初秋 野菊=仲秋 /
(注1)ふみあくる:踏み明ける、踏んで道を作っていくこと
(注2)卜枝(ぼくし(生没年不詳)):近江国の人
/ 後に尾張国津島の蓮花寺に寓居していたと伝わる / 貞門に入門後、蕉門に / 俳号は遠方とも /『あら野』などに入句
680 攝待(せったい)(注1)のはしら見(み)たてん松(まつ)の陰(かげ) 釣雪(注2)
【意】此の辺りに具合の丁度良い松の木陰(こかげ)はないものか? / 其の松の木陰を杖柱(つえはしら)(注3)として摂待の場と定めよう
【解説】季語:攝待=晩夏or初秋 /
(注1)摂待(せったい):盂蘭盆会の時期、旅の僧や貧者の為に、家の門前・往来に湯茶を用意して振舞うこと
/ 門茶(かどちゃ)とも
(注2)大橋釣雪(おおはし ちょうせつ(生没年不詳)):尾張国名古屋の大橋左衛門 /『あら野』等に入句
(注3)杖柱(つえはしら):非常に頼りにするという意味の「柱(はしら)」のこと
【小生 comment】
次回は、俳諧七部集『あら野』から〔第70回/巻之八~第681句~690句〕をご紹介する。お楽しみに!
■続いては、02月12日(金)に、「道の駅 あいの土山」→「田村神社」→旧東海道「扇屋伝承文化館」→「土山宿 土山一里塚跡」→「白川神社」→旧東海道「土山宿
伝馬館」→同「土山宿 大黒屋本陣跡」→同「土山宿 街並」→「伊勢大路〔阿須波道〕石碑」→同「土山宿 大野市場一里塚跡」→同「土山宿 今宿」→近江鉄道「水口駅」→あいくるバス「田村神社〔道の駅
あいの土山〕行き」→〔20.8㎞ 27,165歩〕を巡り歩いて来たので、其の模様についてお伝えする
03時30分 起床→腹筋2,000回→
04時15分 2.5kg木刀素振り50分→
05時00分 入浴→朝食→
05時32分 拙宅発→一般道→湾岸長島IC→ 伊勢湾岸 →東名阪→甲賀土山IC〔料金1,570円〕→一般道→1時間38分 153㎞→
08時35分「道の駅 あいの土山」着
09時00分「田村神社」着
【道の駅 あいの土山→田村神社】
[01][左上]「道の駅 あいの土山」同所にて1
[右上]同 同所にて
[左下]同 同所 土山宿案内図横にて1
[中下]同 同所 同上2
[右下]田村神社 御朱印&御守り
【田村神社】
[02][左上]田村神社 鳥居にて1
[右上]同 同上2
[左下]同 同上3
[中下]同 同所 拝殿前にて1
[右下]同 同上2
【道の駅 あいの土山→土山宿街並】
[03][左上]道の駅 あいの土山にて地酒ワンカップと土山茶をお土産に購入
[右上]歌川広重『東海道五拾三次之内 土山 春の雨』
[左下]旧東海道土山宿 路傍の石碑にて
[中下]同「東海道土山宿」石碑にて
[右下]同「従是 左 江戸へ百十里・右 京都へ十五里」石碑にて
【扇屋伝承文化館】
[04][左上]扇屋伝承文化館〔入館料 無料〕案内係の婦人お二人と Three shot
僅かな時間で意気投合!
年長の女性に「お元気そうですネェ♪/ボク65歳なんです」とお話したら「ワタシにはあんたより年上の息子がいるんヨ」と明るく笑われた!
[左下]同 館内にて
[右上]同 外観
[右中]同 館内の「本家 江州土山 御櫛所 扇屋 長蔵」看板他
[右下]同 館内を艷やかにした雛人形雛飾り
土山宿の往時の繁栄を想起させる立派な雛人形雛飾り
【土山宿街並】1
[05][左上]土山宿街並 旅籠大槌屋跡にて
[右上]同 土山一里塚跡にて1
[左下]同 同上2
[中下]同 風景1
[右下]同 同所にて
[06][左上]土山宿街並 同所にて2
[右上]同 風景2
[左下]同 同上3
[中下]同 同上4
[右下]同 白川神社鳥居
【白川神社】
[07][左上]白川神社 解説板
[右上]同 悠紀齋田之碑
[左下]同 境内の風景
[中下]同 拝殿前にて1
[右下]同 同上2
【伝馬館】
[08][左上]伝馬館 入口前にて
[右上]同「森鷗外と土山」解説板
[左下]同「文豪森鷗外来訪の地」石碑にて
[中下]同 建物入口の「伝馬館」の額
[右下]同 伝馬次事の mannequin
[09][左上]伝馬館 入口にて
[右上]同 館内2階の「東海道五十三次 切絵」&「同特産品」
[左下]同 御油宿「甘酒」(左) & 吉田宿「ちくわ」
[中下]同 同所にて1
[右下]同 同上2
[10][左上]伝馬館2階の「東海道五十三次 盆景」全景
[右上]同 同所にて
[左下]同 盆景「荒井」(左) & 「白須賀」(右)
[中下]同 同「二川」(左) & 「吉田」(右)
[右下]同 同「御油」(左) & 「赤坂」(右)
[11][左上]伝馬館「東海道五十三次 盆景」「土山」
[右上]同 盆景「水口」(左) & 「石部」(右)
[左下]同 同「草津」(左) & 「大津」(右)
[中下]同 同「京都三条大橋
[右下]同「九重雛」
[12][左上]伝馬館 帰りの community bus について親切に教えてくれた館員の女性と
[右上]同 大名行列が展示されている土蔵
[左下]同 大名行列全景〔部分〕
[中下]同 同所にて
[右下]同 敷地内建物一廓にある馬子の mannequin と馬
【土山家本陣跡・井上圓了道人漢詩碑】
[13][左上]土山宿 土山家本陣跡解説板
[右上]同 同所にて
[左下]同 井上圓了道人漢詩碑 解説板
[中下]同 同石碑
[右下]土山宿街並〔土山町南土山〕
【林羅山漢詩碑・高桑闌更句碑】
[右上]同 同
[左下]同 同所にて
[中下]高桑闌更句碑 解説
[右下]同 同
【土山宿 問屋場跡 & 大黒屋本陣跡】
[15][左上] 土山宿 問屋場跡(左) & 大黒屋本陣跡(右)
[右上]同 大黒屋本陣跡解説板
[左下]同 同所にて
[中下]同 高札場跡石碑にて
[右下]同 同所全景
【土山宿街並】2
[右上]同 同上2
[左下]同 案内図
[中下]同 東海道土山宿解説板
[右下]同 土山宿街並〔土山町北土山〕3
[右上]Google 航空 map〔白川橋西方〕
[左下]土山茶の茶畑〔土山町前野〕1
[中下]野洲川で分断された旧東海道〔土山町野上野〕
[右下]伊勢大路〔阿須波道〕石碑にて1
[右上]伊勢大路〔阿須波道〕石碑
[左下]土山宿街並〔土山町前野〕1
[中下]同〔同〕路傍の美しい仏様
[右下]同〔同〕同 同所にて
[右上]土山宿街並〔土山町前野〕2
[左下]同〔同〕3
[中下]同〔同〕4
[右下]同〔同〕同所にて1
[右上]同〔土山町前野〕同所にて3
[左下]同 瀧樹(たぎ)神社鳥居前にて1
[中下]同 同神社由来 解説板
[右下]同 瀧樹神社鳥居前にて2
[右上]同〔土山町前野〕同所にて4
[左下]同〔同〕同所にて5
[中下]同〔同〕同所
[右下]同〔土山町市場〕風景
【土山 市場一里塚跡】
[右上]同 同所にて1
[左下]同 同上2
[中下]同 同上3
[右下]同 土山宿街並〔土山町市場〕
【土山宿街並】3
[右上]同 同〔同〕同所にて
[左下]同 反野畷石碑〔土山町徳原〕にて
[中下]同 左手に野洲川〔土山町徳原〕
[右下]同〔土山町徳原〕
[右上]同〔同〕2
[左下]同〔同〕旅籠 小幡屋跡にて
[中下]同〔同〕旅籠 金屋跡にて
[右下]同〔同〕旅籠 田畑屋跡にて
[右上]同〔同〕4
[左下]同〔同〕5
[中下]同〔同〕6
[右下]同〔同〕7
【土山宿街並→水口宿】
[26][左上]土山宿街並 今宿石碑〔土山宿大野〕にて1
[右上]同 同〔同〕にて2
[左下]同 同〔同〕にて3
[中下]甲賀市案内図
[右下]水口宿の旧東海道〔水口町今郷〕1
【水口宿街並】
[右上]同〔同〕3
[左下]同〔同〕4
[中下]同〔同〕5
[右下]同 旧東海道松並木の解説石碑
此の辺り旧東海道に松並木があったことを記す
[右上]同 風景〔水口町本町〕
[左下]同 近江線水口駅 構内〔水口町新町〕
[中下]同 同 駅前にて
[右下]同 あいくるバス水口駅停留所
【水口駅→田村神社〔道の駅 あいの土山〕】
[右上]空(す)いているあいくるバス内
[左下]あいくるバス水口駅停留所運行予定時刻表
[中下]土山宿伝馬館leaflet と 同館員作成のあいくるバス田村神社行時刻表メモ
[右下]今日の踏破距離20.8km と歩数27,165歩
今日も20.8㎞ 27,165歩歩いた
今日、近江線「水口駅」に着いたので、東海道五十三次も、あと「水口」の街並みと「石部」「草津」「大津」「京都三条大橋」を残すだけになった
終点の「京都三条大橋」の次は、東海道五十七次の始点「大津」から54次「伏見」→55次「淀」→56次「枚方」→57次「守口」を経て→終点の「高麗橋」も踏破するつもりだ
親切に水口駅から、車を駐車してある「道の駅 あいの土山」迄を、公共交通機関のcommunity bus 利用が便利である旨教えてくれ、其の出発→到着時刻を親切に調べてくれた上、memo 紙迄作ってくれた〔← [29][中下]の写真〕土山宿伝馬館の館員の女性のお陰で 、250円 で25分と言う安価、且つ短い所要時間で戻ることが出来、嬉しかった!〔←因みに同区間(=12.9km)TAXI利用だと4,850円程必要〕
扇屋伝承文化館や伝馬館の館員の方々の心温まる心遣いに触れ、日本人に生まれて良かったと思えた一日だった
帰途は、先週同様、朝以上に高速道路料金を節約し、甲賀土山IC→ 新名神→東名阪道→伊勢湾岸自動車道 湾岸桑名ICだけ利用したので1,500円で済んだ(笑)
京都三条大橋・大阪高麗橋への到達が今からホント楽しみである
17時38分 道の駅 あいの土山→一般道→甲賀土山IC→新名神→東名阪→伊勢湾岸→〔料金1,500円〕→湾岸桑名IC→一般道153㎞→
20時56分 帰宅〔走行距離計 307km〕〔了〕
【後記】今日、先週末02月19日(金)、週一回の公休日の時のお話をして締め括る
当初予定は、其の日は旧東海道五十三次「水口宿」→「石部宿」を歩いて来る予定だったが、現地の
気温が冷蔵庫の中の様に寒いことと、翌20日(土)が打って変わって気温が数℃上昇する暖かな陽気になる模様なので、日中外出せず安息日にすることにした
いつもの筋トレ〔腹筋・木刀の素振り〕をし乍ら、其の日は小生が最も好きな交響曲であるマーラー作曲交響曲第九番を‥
(1) バーンスタイン((1918-90(VPO/1971年録音))
(2) マゼール(1930-2014(バイエルン放送SO/1996年録音))
(3) アバド(1933-2014(グスタフ・マーラー・ユーゲントO/2004年録音))
(4) バレンボイム(1942- (ベルリン国立歌劇場O/2009年録音))
(5) ハイティンク(1929- (ロイヤルコンセルトヘボウO/2011年録音))の 5DVD
(6) ワルター(1876-1962(VPO/1938年録音))
(7) クレンペラー(1885-1973(NY PO/録音年不明))
(8) バルビローリ(1899-1970(BPO/1964年録音))
(9) テンシュテット(1926-98(London PO/1979年録音))
(10) マゼール(VPO/1985年録音)
(11) マズア(1937-2015(NY PO/1994年録音))
(12) ブーレーズ(1925-2016(Chicago SO/1995年録音))
‥の7 CDで聴き比べた
一曲(全4楽章)が80分前後の大曲の為、第1楽章の冒頭数分と第4楽章〔19-26分〕に絞って聴き比べた
CDは、上記7枚の他‥
(13) ショルティ(1912-97(指揮シカゴSO))
(14) シノーポリ(1946-2001(19指揮ドレスデン国立歌劇場O))
‥の2枚も持っているのだが、直ぐに見つからなかったので其の日聴くのは諦めた
因みに小生、上記指揮者13人のうち直接演奏会で聴いたことがあるのは、マゼール、アバド、バレンボイム、マズア、ショルティの 5人 / うち、バレンボイムを除く4人は既に鬼籍に入っている
[30][左上]今日聴いた小生の宝マーラー交響曲第九番 5DVDと 7CD
[右上]グスタフ・マーラー(1860.07.07-1911.05.18)
[左下]バーンスタイン(左)とVPO concertmaster の2人
(右側の左)ゲルハルト・ヘッツェル(首席 concertmaster:1972-1992)
(右側の右)ライナー・キュッヘル(同 : 1992- 2016)
[中下]02月19日(金)朝 07:46 時点の 甲賀市の天候と気温
[右下]同日 15:21 時点の 甲賀市の天候と気温
上記12曲は、何れも甲乙付け難い名演揃いだが、1枚だけ選ぶとすると、小生、迷わずワルター指揮VPO(1938年録音)を選ぶ
何故なら此の名曲は、マーラーの死(1911.05.18)後、1912年06月26日 ウィーンにてワルター指揮VPOに拠って初演されたと言う記念碑的作品だからだ
[右上]バイエルン放送SO を指揮するマゼール
[左下]グスタフ・マーラー・ユーゲントO を指揮するアバド
[中下]ベルリン国立歌劇場O を指揮するバレンボイム
[右下]ロイヤルコンセルトヘボウO を指揮するハイティンク
では、また‥〔了〕
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